
サクラボ、PC操作から手順書を作るWindowsアプリ「M-Baton」提供開始
公開日:
株式会社サクラボは、Windows専用のマニュアル自動生成ツール「M-Baton(エムバトン)」を2026年10月1日に提供開始しました。PC操作を記録し、画面撮影、クリック位置のハイライト、手順書のひな型作成を自動化します。熟練社員の退職時に引き継ぎ資料が不足した、自社の経験から開発しました。無料のFREEと年額契約のPROがあり、説明文を提案するAI機能も備えています。
ポイント
- 1サクラボがPC操作からマニュアルを作るWindowsアプリ「M-Baton」を提供開始
- 2クリック時の画面撮影と位置のハイライト、手順書のひな型作成を自動化
- 3無料版はマニュアル3件、有料版は作成数無制限で複数形式の書き出しに対応
操作手順の引き継ぎ資料を作るWindowsアプリ
株式会社サクラボは、マニュアル自動生成ツール「M-Baton(エムバトン)」を2026年10月1日に提供開始しました。熟練社員の退職時に十分な引き継ぎ資料を残せなかった、自社での経験が開発のきっかけです。
従来、手順書を作る際は、画面の撮影、画像の切り貼り、クリック位置への印付け、説明文の作成を個別に行っていました。M-Batonは、PC上で業務を実行しながら操作を記録し、画面とクリック位置を含む手順書のひな型を自動で作成します。
画面撮影・ひな型作成とAIの説明文提案
録画方法を選んで記録を始めると、クリックに合わせて画面を撮影し、クリック位置を枠線などで示します。撮影画像と操作記録から、見出し・画像・説明欄を持つマニュアルのひな型を作ります。あとからステップの追加や再録画、画像・テキストの差し替えも行えます。
説明文については、AIが操作内容に応じた文章を提案します。AI提案の回数にはプラン別の上限があります。作成した文章や手順が実際の業務と合っているかは、利用者が確認して仕上げる運用です。
発表では、マニュアル作成時間を約70%減らし、2時間の作業を30分程度に短縮するとしています。これは同社が示す作成時間の目安であり、すべての業務で同じ短縮率を保証するものではありません。

出典: サクラボ(画面撮影・クリック位置のハイライト・ひな型生成の3つの自動化)
ローカル保存とAI利用時の送信を区別
マニュアルのデータや操作記録は、作成したPC内に保存します。公式FAQでは、通常の記録内容が自動で外部サーバーへ送信されることはないと説明しています。
一方、AIによる説明文生成を使う際は、そのステップの部分画像とクリック位置などのテキスト情報をAIへ一時送信します。公式FAQは、送信データをAIの学習に再利用しないとしています。ローカル保存とAI機能の通信は分けて捉え、機密情報を扱う手順ではAIへ送る範囲を確認する必要があります。
提供元のサクラボはISO/IEC 27001:2022のISMS認証を取得し、配布アプリにはEVコードサイン証明書を使用しています。
FREE・PROの料金と利用上限
無料のFREEと、年額契約のPROを用意しています。主な違いは次のとおりです。
| 項目 | FREE | PRO |
|---|---|---|
| 料金(税込) | 無料 | 年額19800円 |
| 契約期間 | ― | 1年間 |
| マニュアル作成数 | 3件 | 無制限 |
| AIテキスト提案 | 月5件 | 月300件 |
| 録画・編集 | 基本機能 | 利用制限なし |
| 書き出し | PDFのみ | PDF・PPTX・HTML・Markdown・MP4 |
公式料金ページは、購入前にFREEでPC環境の動作確認を行うよう案内しています。PROの途中解約に伴う日割り・月割り返金はなく、クレジットカード決済では1年ごとの自動更新となります。
対応環境と主な利用場面
対応OSはWindows 10/11の64bit版です。最低動作環境として、2コア以上のCPU、4GBのメモリ、1GB以上の空き容量、フルHD以上のディスプレイを挙げています。Mac版は提供していません。
利用には無料のアカウント作成が必要です。公式FAQでは、アカウント認証のためインターネット接続が必要と案内しています。
システム操作マニュアルや納品用手順書の作成、テストのエビデンス作成、業務引き継ぎ・新人教育、社内ヘルプデスク対応などを主な用途としています。ブラウザに限らず、Excelなどのデスクトップアプリの操作も記録できます。
Q&A
Q. M-Batonとは何ですか?
A. PC操作を記録して画面やクリック位置を含む手順書のひな型を作るWindowsアプリです。AIによる説明文の提案も利用できます。
Q. 無料プランでは何件作れますか?
A. マニュアルは3件まで作成でき、AIの説明文提案は月5件まで利用できます。書き出しはPDFのみで、有料版は作成数が無制限です。
Q. AI機能を使うと記録内容は外部へ送られますか?
A. 公式FAQによると、AI説明文生成時はステップの部分画像とクリック位置などのテキストを一時送信します。学習には再利用しないとしています。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
クリック位置の印付けまで自動化されるので、手順書用の画像を加工する手間を減らせそうです。担当者の引き継ぎ前に記録を残しやすくなりますね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
