海外特許8,000万件を日本語要約、Patentfieldが「AIサマリーグローバル」を正式リリース
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海外特許8,000万件を日本語要約、Patentfieldが「AIサマリーグローバル」を正式リリース

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AI技術を活用した特許情報プラットフォーム「Patentfield」を展開するPatentfield株式会社は10月1日、海外の特許情報を日本語で要約・分析できる新機能「AIサマリーグローバル」を正式にリリースしました。これにより、日米欧中韓など主要国の膨大な特許情報を、言語の壁を越えて瞬時に把握できるようになります。

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ポイント

  • 1
    日米欧中韓台など8000万件の海外特許をAIが日本語で要約
  • 2
    検索から分析まで、すべて日本語で完結する手軽さ
  • 3
    新機能のリリースを記念し、1ヶ月間の無料トライアルを提供

Patentfield社が新たに提供を開始した「AIサマリーグローバル」は、これまで専門知識や言語能力が求められた海外特許調査のあり方を大きく変える可能性を秘めています。この機能を使えば、米国、欧州、中国、韓国、台湾など主要国の特許・実用新案約8000万件について、生成AIが日本語で作成した独自の要約や分類ラベルを確認できます。これにより、海外の特許公報を「読む」のではなく、ポイントを「見る」感覚で把握できるといいます。

新機能の強みは、海外特許の検索から分析まで一貫して日本語で行える点です。AIが生成した日本語の要約テキストを対象に検索できるため、キーワードを翻訳する手間がありません。また、各特許に付与された「用途」や「課題」といった日本語の分類ラベルを使えば、国をまたいだ技術トレンドの分析も直感的に行えるようになります。

今回のリリースに合わせて、既存の「AIサマリー」機能もアップデートされました。発明の内容を一行で示す「AIサマリー名称」や、核心を突く「AIサマリー 一文要約」、特徴を捉えた「AIサマリー 技術キーワード」が追加され、より多角的に、そしてコンパクトに発明のポイントを理解できるよう工夫されています。

同社は新機能のリリースを記念し、10月1日から1ヶ月間の無料トライアルの受付を開始しました。このトライアルは、既存の契約プランにかかわらず誰でも申し込むことが可能です。なお、「AIサマリーグローバル」は法人向けCorpプラン(5ID〜)のオプションとして提供され、料金はアカウントIDの月額料金の30%に設定されています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

海外特許調査は従来、専門人材と翻訳コストが不可欠でしたが、日本語のみで分析できるとなれば活用のハードル下がります。研究開発部門の情報収集スピードが一段と加速しそうです。

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