
月額9,900円で人材をシェア、中小企業支援の新プラットフォーム「99サポート」登場
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人手不足や採用難に悩む中小企業にとって、新たな選択肢が生まれそうです。企業間で人材を貸し借りできるマッチングプラットフォーム「99サポート」が、2025年9月9日にリリースされます。
CLEAR INNOVATION株式会社の提供するこのサービスは、中小企業が抱える「人手不足」「固定費」「社員育成」という3つの大きな課題に、月額9,900円という手頃な価格でアプローチできる仕組みとして注目されています。
「雇う」でも「辞めさせる」でもない、第三の選択肢として、企業の経営戦略に変化をもたらすかもしれません。
ポイント
- 1必要な人材を他社から「借りる」ことで、人手不足と採用コストの問題に対応
- 2自社の人材を「貸す」ことで、固定費を削減しつつ社員に成長機会を提供
- 3月額9,900円の低コスト。初期費用・月額無料の導入キャンペーンも実施
企業間で人材を貸し借りする「人材シェア」
「99サポート」は、企業が自社の社員を他の企業に一時的に貸し出したり、逆に必要なスキルを持つ人材を借りたりできる、人材シェアのプラットフォームです。最大の特長は、社員の雇用関係を維持したまま、他社の業務を経験できる点にあります。
人材を借りる企業は、採用活動や研修の手間なく、必要なスキルを持つ即戦力をすぐに活用できます。一方、人材を貸し出す企業は、社員の雇用を維持しながら人件費を変動費化し、コストを最適化できます。さらに、社員にとっては他社での業務経験が視野を広げ、スキルアップにつながる越境学習の機会にもなります。
スキルでの検索からオファーまで完結
このプラットフォームでは、企業が必要な人材のスキルや経験、稼働可能日を指定して募集をかけたり、登録されている人材情報を検索して直接レンタルを打診する「レンタルオファー機能」も備わっています。これにより、新規事業やDX推進に必要な専門人材を週2日から、あるいは繁忙期に事務スタッフを1ヶ月だけ、といった柔軟な活用が可能です。
中小企業白書(2024年)によれば、約7割の中小企業が人手不足を経営課題と認識しています。その一方で、業務量が減少した企業のなかには、雇用を維持したいものの社内に十分な仕事がないというケースも存在します。「99サポート」は、こうした企業間の需要と供給のミスマッチをつなぐ役割を担います。
初期・月額費用ゼロのキャンペーンも
サービスのリリースを記念し、導入のハードルを下げるキャンペーンも実施されます。初期費用は無料で、月額利用料も最初の6ヶ月間はかかりません。費用はマッチングが成立した際の成果報酬(レンタル費用の10〜15%)のみで、リスクを抑えて試せる料金体系となっています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
雇わない即戦力という考え方は、特にリソースの限られた中小企業にとってありがたい仕組みです。社員にとっても他社での経験がキャリアの幅を広げる貴重な機会になりそうですね。ただ新しい仕組みなのでどれぐらい一般的になるかは気になります。