
電通総研、金融機関向けにローコード開発プラットフォーム「Mendix」の提供を開始
公開日:
株式会社電通総研は、シーメンスのローコード開発プラットフォーム「Mendix」を金融業界向けに提供開始しました。金融機関が抱えるシステムの老朽化や複雑化、現場ツールの乱立といった課題に対し、基盤の統合と内製化の促進で解決を目指します。プログラミングの専門知識が少ない担当者でもアプリ開発を進められる環境を整えることで、変化の速い市場への対応力を高める支援となります。
ポイント
- 1複雑化したシステム基盤を「Mendix」で統合し、維持管理コストを削減
- 2ローコード開発と伴走支援で、金融機関自身によるシステム内製化を実現
- 3電通総研の金融業務知見を組み合わせ、3年間で約10億円の売上拡大を目指す
背景と提供の目的
多くの金融機関では、長年のシステム拡張により異なる技術で構築された基盤が複雑に混在しています。この維持管理には大きなコストと手間がかかり、新規サービス開発にリソースを割けていない状況です。また、各部門でExcelやAccessなどで作られたツールが散在し、セキュリティリスクや業務の属人化も課題となっていました。
電通総研は、こうした課題の解決策として「Mendix」の提供を始めます。直感的な操作でアプリケーション開発が可能なこのプラットフォームを使い、分散した開発基盤の一本化を支援します。これにより、コスト最適化とガバナンス強化、迅速なサービス開発の実現を目指します。
システム統合と内製化の支援
提供するソリューションは主に二つの軸があります。第一に、分散したシステム基盤を「Mendix」へ集約することで、維持管理の工数とコストを削減する「モダナイゼーション」の実現です。電通総研は単なるツール導入ではなく、金融業務への深い知見に基づいて、個別最適なアーキテクチャ設計を行います。
第二に、内製化の実現です。「Mendix」は高度なプログラミングが不要なローコード開発プラットフォームです。電通総研は開発スキルの習得からプロセス定着までを伴走支援し、金融機関が自らシステムを改修できる体制の構築を後押しします。これにより、外部ベンダーへの依存を減らし、市場変化に即応できる力を身につけられます。また、乱立するExcelやAccessツールを統一管理されたアプリケーションへ刷新することで、データの正確性とセキュリティを担保します。
金融業界への知見と今後の展望
電通総研は、対顧客チャネルや基幹業務、リスク管理、決済など、長年培ってきた幅広い金融業務知見を「Mendix」と合わせて提供します。これにより、次世代を見据えたデジタル基盤の構築を総合的に支援します。
電通総研 上席執行役員 営業統括本部長の前島英人は、シーメンス社との強固な連携に基づく提供開始に意義を感じるとコメントしました。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアの堀田邦彦氏も、電通総研の経験と自社の技術を組み合わせることで、金融機関のDXを加速できると期待を表明しています。
同社は「Mendix」を活用した支援を通じて、今後3年間で関連売上を約10億円規模に拡大することを目指しています。
Q&A
Q. Mendixとは何ですか?
A. シーメンスが提供するローコード開発プラットフォームです。直感的な画面操作で、高度なプログラミング知識がなくても業務アプリケーションを開発・改修できます。
Q. 金融機関のどんな課題を解決するのでしょうか?
A. 老朽化・複雑化したシステムの維持管理コストの削減と、部門ごとに乱立しているExcelなどの属人化ツールを、統一管理された安全なアプリケーションに置き換えることを支援します。
Q. 「内製化の支援」とは具体的に何をしますか?
A. 電通総研が、金融機関の担当者がMendixを使いこなせるよう、スキル習得から開発プロセスの定着までを伴走します。これにより、自社の力でシステムを改善できる体制を築けます。
関連リンク
- https://www.sw.siemens.com/ja-JP/
- https://www.dentsusoken.com
- https://www.sw.siemens.com/ja-JP/trademarks/

O!Productニュース編集部からのコメント
現場に散らばるExcelツールを、統一管理できるアプリに刷新できる点が実用的です。特に規制対応の多い金融業界では、セキュリティとガバナンスの強化に直接つながりそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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