POS不要、電源だけで無人レジ。「ささっピ」登場
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POS不要、電源だけで無人レジ。「ささっピ」登場

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サンデン・リテールシステム株式会社が、電源さえあればキャッシュレス決済を導入できる新製品「ささっピ」を発表しました。深刻化する人手不足を背景に、これまでコスト面で無人化が難しかった小規模な販売スペースでの活用が期待されます。

この製品は、高額なPOSシステムや専用のスマートフォンアプリを必要としないのが大きな特徴です。オフィスや工場の売店、社員食堂といった場所で、既存のショーケースなどを活用しながら、手軽にセルフレジを導入できます。

ポイント

  • 1
    POS不要、電源のみで無人レジ化:設置の手間とコストを大幅に削減。
  • 2
    既存設備を活用可能:ショーケースなどと連携し、新たな設備投資を抑制。
  • 3
    最大1万点の商品を登録:USBメモリで簡単に商品情報を設定でき、決済データはクラウドで管理。

サンデン・リテールシステム株式会社は2025年8月22日より、新しいキャッシュレス決済端末「ささっピ」を発売します。この端末は、POSシステムがなくても、電源を確保するだけで電子マネーやコード決済、さらには社員証による決済まで可能にするものです。

開発の背景には、人手不足による省人化・無人化への強いニーズがあります。しかし、オフィス内の売店やイベント会場などの小規模な商圏では、POSシステムの導入コストが障壁となり、無人化が進まないという課題がありました。また、従来の簡易的な端末では購入者が金額を手入力する必要があるなど、完全な無人化には至らないケースも少なくありませんでした。

「ささっピ」は、こうした課題を解決するために開発されました。事前に商品コードと価格を登録したUSBメモリを端末に接続するだけで、最大10,000アイテムの決済に対応。利用者は商品のバーコードを読み取らせるだけで支払いが完了するため、金額入力の手間がありません。

決済データは同社独自のクラウドサービス「RSクラウド」で一元管理され、売上状況の確認や分析が可能です。決済方法は、商品ごとに価格を設定する「商品コード決済」と、あらかじめ決めた一定額で決済する「定額決済」の2種類から選ぶことができ、様々な運用シーンに柔軟に対応します。

引用元:PR TIMES
サンデン・リテールシステム株式会社

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

人手不足は多くの業界が抱える喫緊の課題です。高額なPOSがネックで無人化に踏み切れなかった小規模スペースにとって、この製品はまさに救世主となりそうですね。

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