
【2025年最新版】EDRサービス(エンドポイント検出対応)おすすめ9選
更新日:
近年、サイバー攻撃の手法はますます巧妙化しており、従来のセキュリティ対策だけでは十分に防ぎきれないケースが増えています。 このような状況において、エンドポイント検出対応(EDR)サービスが注目を集めています。 EDRは、組織内のエンドポイントから収集したログデータを解析し、不審な挙動やサイバー攻撃をリアルタイムで検知する高度なセキュリティソリューションです。 本記事では、2025年におすすめのEDRサービスを厳選し、それぞれの特徴や利点について詳しく解説します。 最適なEDRサービスを選ぶことで、組織のセキュリティ体制を強化し、安心して業務に取り組むための一助となることを目指します。
目次
EDRサービス(エンドポイント検出対応)とは?
EDRサービス(エンドポイント検出対応)とは?
EDRサービス(エンドポイント検出対応)とは、エンドポイントから収集したログデータを解析し、不審な挙動やサイバー攻撃を検知・通知するセキュリティソリューションです。
EDRサービス(エンドポイント検出対応)とは、組織内のネットワークに接続されているエンドポイントからログデータを収集し、解析サーバーで相関解析、不審な挙動・サイバー攻撃を検知し、管理者に通知するセキュリティソリューションです。
従来型のセキュリティソリューションでは防げない高度なサイバー攻撃に対応するために開発され、管理者はEDRの管理画面を通じてサイバー攻撃の確認と対処が行えます。
EDRの機能には、ログデータの収集、不審な振る舞いの検知、事後対応、そしてインシデントレスポンスやフォレンジック調査の助けなどが含まれます。
また、EDRとEPPの違いとして、EPPはマルウェア感染からエンドポイントを防御することに対し、EDRは感染したエンドポイントを検知し、対応を行うことが挙げられます。
EDRサービス(エンドポイント検出対応)の主な機能
EDRサービス(エンドポイント検出対応)の主な機能は次の通りです。
機能 | 概要 |
---|---|
不正アクセスの検知 | エンドポイントでの不審な挙動やサイバー攻撃を検知し、管理者に通知 |
自動応答機能 | 検知した脅威に対して自動的に対処する機能 |
ログの収集と解析 | エンドポイントからのログデータを収集し、分析する機能 |
インシデント対応 | サイバー攻撃やインシデント発生時の対応手順を提供 |
脅威の相関分析 | 収集したデータを基に異常な動作を関連付けて分析 |
フォレンジック調査支援 | インシデント後の詳細な調査を支援する機能 |
リアルタイム監視 | エンドポイントの状態を常時監視し、異常を即座に検知 |
レポート作成 | 検知した脅威や対応状況を報告書としてまとめる機能 |
自動更新機能 | 最新の脅威情報やパターンを基に自動的にアップデートする機能 |
EDRサービス(エンドポイント検出対応)のメリット
EDRサービス(エンドポイント検出対応)のメリットについて解説していきます。主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。
メリット
- 1高度なサイバー攻撃に対するリアルタイムな検知と対応が可能
- 2不審な挙動を早期に発見することで、被害を最小限に抑えることができる
- 3インシデントレスポンスやフォレンジック調査を支援し、事後の分析が容易になる
- 4ログデータの収集と解析により、セキュリティインシデントの根本原因を明らかにすることができる
- 5EDRとEPPの統合により、総合的なエンドポイントセキュリティが強化される
- 6管理者に対して直感的な管理画面を提供し、迅速な意思決定をサポート
1. 高度なサイバー攻撃に対するリアルタイムな検知と対応が可能
高度なサイバー攻撃に対するリアルタイムな検知と対応が可能なEDRサービスは、迅速な脅威の特定を実現します。
これにより、攻撃が拡大する前に適切な対策を講じることができ、組織のセキュリティを一層強化します。
2. 不審な挙動を早期に発見することで、被害を最小限に抑えることができる
不審な挙動を早期に発見することで、被害を最小限に抑えることができます。
EDRサービスは異常な動きを即座に検知し、迅速な対応を可能にするため、リスクを減少させ、組織の安全性を高めます。
3. インシデントレスポンスやフォレンジック調査を支援し、事後の分析が容易になる
インシデントレスポンスやフォレンジック調査を支援するEDRサービスは、発生したセキュリティインシデントの詳細な分析を容易にし、再発防止策の策定に役立ちます。
これにより、組織はより効果的なセキュリティ対策を構築できます。
4. ログデータの収集と解析により、セキュリティインシデントの根本原因を明らかにすることができる
ログデータの収集と解析により、セキュリティインシデントの根本原因を明らかにし、再発防止に向けた具体的な対策を講じることが可能です。
これにより、組織全体のセキュリティ体制が一層強化されます。
5. EDRとEPPの統合により、総合的なエンドポイントセキュリティが強化される
EDRとEPPを統合することで、マルウェア防御と脅威検知が相互に補完され、エンドポイントセキュリティが一層強化されます。
これにより、脅威への対応力が向上し、組織全体の防御力が高まります。
6. 管理者に対して直感的な管理画面を提供し、迅速な意思決定をサポート
管理者に対して直感的な管理画面を提供するEDRサービスは、迅速な意思決定をサポートし、セキュリティインシデントに対する迅速な対応を可能にします。
これにより、組織のセキュリティ運用が効率的に行えます。
EDRサービス(エンドポイント検出対応)の選び方のポイント
選び方のポイント
- 1組織のセキュリティニーズに合致した機能を持っているか
- 2導入後の運用や管理のしやすさが考慮されているか
- 3リアルタイムでの脅威検知能力が高いか
- 4サポート体制やサービスの信頼性が充実しているか
- 5コストパフォーマンスが適切であるか
1. 組織のセキュリティニーズに合致した機能を持っているか
EDRサービスを選ぶ際には、まず組織のセキュリティニーズに合致した機能が搭載されているかを確認することが重要です。
例えば、特定の業界に特有のリスクや脅威に対応できる機能が必要ですし、既存のITインフラとの統合がスムーズに行えるかも考慮しましょう。
また、ログデータの収集方法や解析の精度、不審な挙動の検知アルゴリズムが自社のセキュリティポリシーに合致しているかも確認してください。
さらに、インシデントレスポンス機能やフォレンジック調査のサポートが充実しているかも、選定の際の重要な要素となります。
これらの要素により、効果的なセキュリティ対策が実現できるかどうかが決まります。
2. 導入後の運用や管理のしやすさが考慮されているか
EDRサービスを選ぶ際には、導入後の運用や管理のしやすさも重要なポイントです。
特に、管理画面のユーザーインターフェースが直感的で使いやすいかどうかを確認しましょう。
複雑な操作が必要な場合、スタッフの負担が増え、迅速な対応が難しくなる可能性があります。
また、定期的なアップデートやパッチ適用が容易であるか、運用に関するドキュメントやサポートが充実しているかも考慮すべきです。
さらに、トレーニングやサポート体制が整っているサービスを選ぶことで、効果的にシステムを活用し、セキュリティ対策を強化することが可能になります。
3. リアルタイムでの脅威検知能力が高いか
EDRサービスを選ぶ際には、リアルタイムでの脅威検知能力が高いかどうかも重要です。
サイバー攻撃は時間との勝負であるため、迅速な検知と対応が求められます。
具体的には、異常な挙動をリアルタイムで監視し、自動的にアラートを発する機能が必須です。
また、機械学習やAI技術を活用した高度な解析能力が備わっているかもポイントです。
これにより、知られていない脅威やゼロデイ攻撃にも対応し、迅速に対処することが可能になります。
効果的な脅威検知は、組織のセキュリティを強化し、被害を未然に防ぐ鍵となります。
4. サポート体制やサービスの信頼性が充実しているか
EDRサービスを選ぶ際には、サポート体制やサービスの信頼性が充実しているかどうかも重要な要素です。
特に、迅速な対応が求められるサイバー攻撃に対して、24時間体制でサポートが受けられるかを確認しましょう。
また、トラブル発生時の対応スピードや、専門的な知識を持ったサポートスタッフがいるかも考慮すべきです。
さらに、定期的なセキュリティレポートや最新の脅威情報を提供してくれるサービスも選定基準に含めることで、運用の安心感を高め、効果的なセキュリティ対策を維持することが可能になります。
信頼性の高いサービスを選ぶことで、組織全体のセキュリティを強化し、長期的なリスク管理が実現できます。
5. コストパフォーマンスが適切であるか
コストパフォーマンスが適切であるかどうかもEDRサービス選定の重要な要素です。
導入費用だけでなく、運用コストやライセンス料、サポート費用など、総合的なコストを考慮する必要があります。
さらに、EDRサービスが提供する機能や効果が、投資に見合ったものであるかを評価しましょう。
価格が安いだけではなく、機能の充実度やサポート体制が整っているかも確認することが大切です。
最終的には、コストに対する効果を比較し、組織のセキュリティを維持・向上させるために最適なサービスを選ぶことが求められます。
主要EDRサービス(エンドポイント検出対応)5選の比較表
ここでは、主要なEDRサービス(エンドポイント検出対応)5選を比較します。
それぞれの特徴や強み、費用目安をまとめていますので、EDRサービス(エンドポイント検出対応)を検討している方は参考にしてください。
費用目安 | 導入実績 | 特徴 | |
---|---|---|---|
Jamf Pro |
|
|
|
M Microsoft Defender for Endpoint/Business |
|
|
|
![]() ISM CloudOne |
|
| |
![]() Cisco Secure Endpoint |
|
| |
Palo Alto Networks PA-Series |
|
|
EDRサービス(エンドポイント検出対応)おすすめ9選
1.Jamf Pro - Jamf Japan合同会社
Jamf Pro
Jamf Japan合同会社
Appleデバイスを効率的に管理するMDMツール
Jamf Proは、Appleデバイスの効率的な管理を実現するエンタープライズ向けのMDMソフトウェアです。ゼロタッチ導入や柔軟な管理機能、高度なセキュリティを提供し、企業や教育機関のIT部門の負担を軽減します。

画像引用元:https://www.jamf.com/ja/products/jamf-pro/
料金プラン
PRポイント
2.Microsoft Defender for Endpoint/Business - 日本マイクロソフト株式会社
Microsoft Defender for Endpoint/Business
日本マイクロソフト株式会社
中小企業向けAIセキュリティ保護ツール
Microsoft Defender for Businessは、中小企業向けのAI搭載セキュリティソリューションで、ランサムウェアやフィッシングからデバイスを保護します。高度な脅威防止機能やエンドポイント保護を提供し、シンプルな管理で効率的なセキュリティ対策が可能です。

画像引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/defender-for-business
料金プラン
PRポイント
3.ISM CloudOne - クオリティソフト株式会社

ISM CloudOne
クオリティソフト株式会社
サーバーレスで安心なクラウド型IT資産管理ツール
ISM CloudOneは、クオリティソフト株式会社が提供するクラウド型IT資産管理ツールで、サーバーレスで簡便な導入が特徴です。セキュリティ状態の可視化や国際基準のISO27001取得により、リモート環境でも安心して使用でき、85,000社以上で導入されています。

画像引用元:https://ismcloudone.com/
PRポイント
4.Cisco Secure Endpoint - シスコシステムズ合同会社

Cisco Secure Endpoint
シスコシステムズ合同会社
クラウドベースの次世代エンドポイント保護ツール
Cisco Secure Endpointは、クラウドベースの次世代ウイルス対策や強力なEDR/XDR機能を提供し、企業のエンドポイントを包括的に保護します。迅速な脅威検出と対応により、ビジネスの中断を最小限に抑え、業務のレジリエンスを高めます。

画像引用元:https://www.cisco.com/site/jp/ja/products/security/endpoint-security/secure-endpoint/index.html
PRポイント
5.Palo Alto Networks PA-Series - パロアルトネットワークス株式会社
Palo Alto Networks PA-Series
パロアルトネットワークス株式会社
高性能次世代ファイアウォールツール
Palo Alto NetworksのPA-Seriesは、企業向けの高性能次世代ファイアウォールで、複数のモデルを提供し、様々な業務環境に対応。自動化された脅威検出やリアルタイムインテリジェンスにより、ネットワーク全体の一貫した保護を実現し、効率的な業務運用を支援します。

画像引用元:https://www.paloaltonetworks.jp/network-security/pa-series
PRポイント
6.XDR (Extended Detection and Response) - トレンドマイクロ株式会社
XDR (Extended Detection and Response)
トレンドマイクロ株式会社
多層的なセキュリティ可視化ツール
XDR(Extended Detection and Response)は、エンドポイントやネットワークなど多様なセキュリティレイヤからデータを収集・分析し、サイバー攻撃の全体像を把握・可視化する高度なセキュリティソリューションです。迅速なインシデント対応を可能にし、企業のセキュリティ強化に貢献します。

画像引用元:https://www.trendmicro.com/ja_jp/what-is/xdr.html#endpoint-tm-anchor
PRポイント
7.FortiEDR - フォーティネットジャパン合同会社
FortiEDR
フォーティネットジャパン合同会社
リアルタイム脅威検知・レスポンスツール
FortiEDRは、フォーティネットが提供するエンドポイント向けの脅威検知・レスポンスソリューションで、リアルタイム保護、自動化レスポンス、高い検出率を特徴とし、セキュリティポスチャーを強化します。

画像引用元:https://www.fortinet.com/jp/products/endpoint-security/fortiedr
PRポイント
8.KeepEye - S&J株式会社
KeepEye
S&J株式会社
AI駆動のエンドポイントセキュリティ監視ツール
『KeepEye®』は、S&J株式会社が開発したエンドポイントセキュリティサービスで、AIによる高度な振る舞い検知機能を持ち、24時間365日監視を行います。感染端末の隔離や対処を自動で実施し、企業のセキュリティ負担を軽減します。

画像引用元:https://www.sandj.co.jp/services/keepeye/
PRポイント
9.AhnLab EDR - 株式会社アンラボ
AhnLab EDR
株式会社アンラボ
リアルタイム脅威検知・対応ツール
AhnLab EDRは、エンドポイントの脅威をリアルタイムで検知・対応するセキュリティソリューションです。直感的なインターフェースやMDRサービス、脅威分析機能を備え、マルウェアやランサムウェアに対する高い検知率を誇ります。

画像引用元:https://www.ahnlab.com/jp/product/endpoint-detection-response
料金プラン
PRポイント
よくある質問
EDRサービス(エンドポイント検出対応)に関するよくある質問をまとめました。
Q1. EDRサービスはどのような組織に必要ですか?
EDRサービスは、特にサイバー攻撃のリスクが高い業界や、機密情報を扱う組織にとって重要です。
金融機関や医療機関など、データセキュリティが特に求められる業界では、EDRサービスの導入が推奨されます。
Q2. EDRとEPPの具体的な違いは何ですか?
EDR(エンドポイント検出対応)は、感染したエンドポイントを検知し、対応することに特化しています。
一方、EPP(エンドポイントプロテクションプラットフォーム)は、マルウェア感染からエンドポイントを事前に防御することを目的としています。
Q3. EDRサービスの導入にはどれくらいのコストがかかりますか?
EDRサービスのコストは、組織の規模や必要な機能によって異なります。
一般的には初期導入費用や月額料金が発生し、適用するエンドポイントの数やセキュリティレベルに応じて変動します。
Q4. EDRサービスを導入する際の注意点は何ですか?
EDRサービスを導入する際は、導入後の運用や管理体制をしっかり整えることが重要です。
また、提供元の信頼性やサポート体制も確認しておくべきです。
Q5. EDRサービスはどのように運用されますか?
EDRサービスは、エンドポイントから収集したログデータを解析サーバーでリアルタイムに分析し、不審な挙動やサイバー攻撃を検知します。
管理者はEDRの管理画面を通じて、発生したインシデントの確認や対処を行います。
EDRサービス(エンドポイント検出対応)のまとめ
EDRサービスは、組織のサイバーセキュリティを強化するための重要なツールです。
高度化するサイバー攻撃に対抗するためには、単に防御するだけでなく、迅速に検知し、適切に対応することが求められます。
本記事で紹介したおすすめのEDRサービスを参考に、自社のニーズに最適なソリューションを見つけてください。
セキュリティ対策を強化することで、組織の情報資産を守り、ビジネスの持続可能な成長を支えることが可能になります。
今後も進化するサイバー脅威に備え、適切なEDRサービスの導入を検討してみましょう。
この記事の著者
O!Product編集部
ITツール・サービス・メディアなどあらゆるビジネスプロダクトに関する最新情報、用語解説、選び方のポイントなどを発信します。機能などの基本情報から実践的なアドバイスまで、業界の動向を追いながら信頼性の高いコンテンツをお届けします。 ビジネスの成功をサポートするために、常に最新の知識と情報を提供しています。