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【2025年最新版】SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)おすすめ5選

【2025年最新版】SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)おすすめ5選

更新日:

現代の企業において、サイバーセキュリティはますます重要な課題となっています。 特に、ネットワークの監視やインシデントの迅速な対応は、企業の情報資産を保護する上で欠かせません。 そこで登場するのがSIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)です。 これらのツールは、ファイアウォールやIDS/IPS、プロキシなどから得られるログデータを一元管理し、相関分析を通じて異常な挙動を検知します。 本記事では、2025年に注目すべきSIEMツールを厳選し、それぞれの特徴や利点を紹介します。 セキュリティ対策を強化したい企業の方々にとって、適切なSIEMツールの選定は非常に重要です。

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目次

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)とは?

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)とは?

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)とは、ネットワークの監視とインシデント検知を目的として、様々なITデバイスからのログを一元管理する仕組みです。

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)とは、ネットワークの監視やサイバー攻撃、マルウェア感染などのインシデント検知を目的とした仕組みです。

ファイアウォールやIDS/IPS、プロキシなどから出力されるログやデータを一元的に集約し、相関分析を通じてネットワークの監視を行います。

これにより異常な挙動の検知や迅速なインシデント対応が可能となります。

SIEMは統合ログ管理ツールとも呼ばれ、様々なITデバイスからの情報を一元管理し、インシデントを詳細に把握するためのメリットがあります。

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)の主な機能

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)の主な機能は次の通りです。

機能概要
ログ収集・分析様々なITデバイスからのログを一元的に収集し、分析を行う機能
異常検知収集したデータを基に、異常な動作やセキュリティインシデントを検知する機能
リアルタイム監視ネットワークの状態をリアルタイムで監視し、異常を迅速に把握する機能
自動化されたインシデント対応検知されたインシデントに対して自動的に対応するための機能
相関分析異なるソースからのデータを関連付けて分析し、脅威を特定する機能
レポート生成分析結果を基に、定期的または必要に応じたレポートを生成する機能
API連携他のセキュリティツールやサービスと連携するためのAPI機能
機械学習による異常検知機械学習技術を活用して、より高度な異常を検知する機能

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)のメリット

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)のメリットについて解説していきます。主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。

メリット

  • 1
    異常な挙動を迅速に検知できるため、迅速なインシデント対応が可能
  • 2
    複数のITデバイスからの情報を一元管理することで、全体のセキュリティ状況を把握しやすくなる
  • 3
    相関分析機能により、潜在的な脅威を早期に発見できる
  • 4
    コンプライアンス遵守のためのログ管理が容易になる
  • 5
    運用コストを削減し、効率的なリソース管理を実現できる
  • 6
    過去のインシデントの分析を通じて、今後のセキュリティ対策を強化できる

1. 異常な挙動を迅速に検知できるため、迅速なインシデント対応が可能

SIEMツールは、異常な挙動を瞬時に検知し、迅速なインシデント対応を可能にします。

リアルタイム監視により、疑わしい活動を即座に特定できるため、被害の拡大を防ぎ、セキュリティを強化する重要な役割を果たします。

2. 複数のITデバイスからの情報を一元管理することで、全体のセキュリティ状況を把握しやすくなる

SIEMツールは、複数のITデバイスから収集した情報を一元管理することで、全体のセキュリティ状況を可視化します。

これにより、各デバイスの状態を把握し、潜在的な脅威に対する対策を迅速に講じることが可能になります。

3. 相関分析機能により、潜在的な脅威を早期に発見できる

SIEMツールは、相関分析機能を活用して、複数の情報源からのデータを照合し、潜在的な脅威を早期に発見します。

このプロセスにより、攻撃の兆候をいち早く認識し、適切な対策を講じることで、組織のセキュリティを大幅に向上させることが可能です。

4. コンプライアンス遵守のためのログ管理が容易になる

SIEMツールは、各種ログを一元管理することで、法令や業界基準に沿ったコンプライアンス遵守が容易になります。

これにより、監査や報告がスムーズに行え、組織の信頼性向上にも寄与します。

5. 運用コストを削減し、効率的なリソース管理を実現できる

運用コストを削減できるのは、SIEMツールが自動化された監視や分析機能を提供するためです。

これにより、手動での作業が減り、人的リソースを効率的に活用できるため、全体的なコストの最適化が図れます。

6. 過去のインシデントの分析を通じて、今後のセキュリティ対策を強化できる

過去のインシデントを詳細に分析することで、SIEMツールは今後のセキュリティ対策を強化します。

これにより、再発防止策を講じることが可能となり、組織全体のセキュリティレベルを向上させることができます。

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)の選び方のポイント

選び方のポイント

  • 1
    目的に合った機能があるか
  • 2
    ツールの使いやすさ(UI/UX)
  • 3
    費用対効果を考慮する
  • 4
    サポート体制が充実しているか
  • 5
    他のセキュリティツールとの統合が可能か

1. 目的に合った機能があるか

SIEMツールを選ぶ際には、まず自社のセキュリティニーズに合った機能が備わっているかを確認することが重要です。

例えば、ログ収集やリアルタイム監視、異常検知機能など、基本的な機能はもちろん、脅威インテリジェンスや自動応答機能などの高度な機能が必要かどうかを考慮しましょう。

また、業界特有の規制やコンプライアンス要件に対応した機能も重要です。

自社のインフラや運用フローに適した機能が整っているかを見極めることで、効果的なセキュリティ対策を実現できます。

2. ツールの使いやすさ(UI/UX)

SIEMツールの選定において、使いやすさは非常に重要です。

ユーザーインターフェース(UI)が直感的であることは、運用チームがツールを効果的に活用するための鍵となります。

特に、リアルタイムでの監視やインシデント対応においては、迅速な操作が求められます。

また、ユーザーエクスペリエンス(UX)も考慮すべきポイントです。

分かりやすいダッシュボードや、必要な情報に素早くアクセスできる設計が、運用の効率を大きく向上させます。

トレーニングやサポートが充実していることも、導入後のスムーズな運用に寄与します。

選択肢として、デモ版を試してみることも有効です。

3. 費用対効果を考慮する

SIEMツールの選定において、費用対効果を考慮することは非常に重要です。

ツールの導入には初期投資や運用コストが伴いますが、これらが自社のセキュリティ強化に見合ったものであるかを評価する必要があります。

複数のベンダーから見積もりを取り、機能やサポート内容を比較することで、コストに対する価値を明確にしましょう。

また、長期的な運用コストやアップグレード費用も考慮し、予算内で最も効果的な選択ができるように計画を立てることが重要です。

適切な投資を行うことで、リスク軽減につながる効果的なセキュリティ対策を実現できます。

4. サポート体制が充実しているか

SIEMツールを選ぶ際には、サポート体制の充実度も重要なポイントです。

導入後に発生する可能性のある問題やトラブルに迅速に対応できるサポートが求められます。

ベンダーによっては、24時間365日のサポートを提供しているところもありますが、対応の質も確認しておくべきです。

ドキュメントやオンラインリソースの充実度、トレーニングプログラムの有無も考慮しましょう。

また、サポートチームが専門知識を持っているかどうかも、運用の円滑さに影響を与えます。

信頼できるサポート体制が整っているかどうかを見極めることで、安心して運用を進めることができます。

5. 他のセキュリティツールとの統合が可能か

SIEMツールを選ぶ際には、他のセキュリティツールとの統合が可能かどうかも重要な要素です。

例えば、ファイアウォール、IDS/IPS、エンドポイントセキュリティなど、既存のセキュリティインフラとの連携がスムーズに行えるかを確認しましょう。

統合が可能であれば、異常検知の精度が向上し、全体的なセキュリティ体制の強化につながります

また、APIやプラグインの提供状況も重要です。

これにより、セキュリティ情報の共有や自動化が進み、運用の効率性が大きく向上します。

自社のセキュリティ戦略に合わせたツールの選定が求められます。

主要SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)5選の比較表

ここでは、主要なSIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)5選を比較します。

それぞれの特徴や強み、費用目安をまとめていますので、SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)を検討している方は参考にしてください。

費用目安導入実績特徴
Log360

Log360

  • ManageEngine Log360 20 Azure AD テナント 監査オプション 年間ライセンス: 1,020,000円
  • ManageEngine Log360 1 AWS アカウント ログ管理 オプション 年間ライセンス: 206,000円
  • ManageEngine Log360 2 AWS アカウント ログ管理 オプション 年間ライセンス: 371,000円
  • 学校法人 幾徳学園 神奈川工科大学
  • 国立大学法人 東京農工大学
  • 統合ログ管理機能を備えたEventLog AnalyzerとActive Directory監査ツールADAudit Plusの組み合わせ
  • 200種類以上のActive Directory監査レポートを提供し、ユーザーアクティビティを詳細に追跡・監視
  • Microsoft 365の利用状況やセキュリティイベントを監査する機能
M

Microsoft Sentinel

  • 従量課金制 - Sentinel: 不明
  • 従量課金制 - Log Analytics: 不明
  • Microsoft Sentinel 無料試用版 – Sentinel Analysis: 無料
  • クラウドベースのスケーラビリティを提供し、企業のニーズに応じて柔軟にリソースを拡張可能
  • Microsoftの脅威インテリジェンスを統合し、独自の脅威情報も利用できる
  • 様々な製品やサービスからデータをリアルタイムで収集・監視する機能
Logpoint

Logpoint

  • EAL3+認定による世界最高レベルの安全性
  • 多様な方法でのログデータ取得(Syslog、SNMP、FTPなど)
  • ログの正規化による異なるフォーマットの統一的な分析
A

ArcSight Intelligence

  • 教師なし学習を用いた自動検知モデルの学習・強化
  • 数百の異なるモデルによる多角的な行動検知
  • SOAR機能との統合により迅速なインシデント対応が可能
Cloud SIEM

Cloud SIEM

  • Sumo Logic Free: 無料
  • Enterpriseプラン: 要お問い合わせ
  • Professionalプラン: 要お問い合わせ
  • Bankers Healthcare Group
  • 自動化されたアラートトリアージによる迅速なインシデント調査
  • Adaptive Signal Clustering (ASC) エンジンによる関連シグナルのグループ化
  • 多様なデータソース(ネットワークトラフィック、ユーザ情報、サードパーティ脅威フィード)の統合

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)おすすめ5選

1.Log360 - ゾーホージャパン株式会社

Log360

Log360

ゾーホージャパン株式会社

リアルタイム異常検知のためのSIEMツール

無料プランあり

Log360は、ManageEngineが提供する統合SIEMソフトウェアで、ログ管理やネットワークセキュリティを強化します。主に、Active Directory監査、Microsoft 365監査、ユーザー行動分析(UEBA)機能を備え、リアルタイムでの異常検知やコンプライアンス対応を支援します。

Point1

統合ログ管理機能を備えたEventLog AnalyzerとActive Directory監査ツールADAudit Plusの組み合わせ

Point2

200種類以上のActive Directory監査レポートを提供し、ユーザーアクティビティを詳細に追跡・監視

Point3

Microsoft 365の利用状況やセキュリティイベントを監査する機能

Log360のスクリーンショット

引用元: https://www.manageengine.jp/products/Log360/

詳細

2.Microsoft Sentinel - 日本マイクロソフト株式会社

M

Microsoft Sentinel

日本マイクロソフト株式会社

クラウドネイティブな脅威検出・対応ツール

トライアルあり無料プランあり

Microsoft Sentinelは、クラウドネイティブなSIEMおよびSOARソリューションで、脅威の検出や対応を支援します。スケーラビリティやAIを活用し、企業のセキュリティ状況を包括的に把握し、迅速な対応を実現します。

Point1

クラウドベースのスケーラビリティを提供し、企業のニーズに応じて柔軟にリソースを拡張可能

Point2

Microsoftの脅威インテリジェンスを統合し、独自の脅威情報も利用できる

Point3

様々な製品やサービスからデータをリアルタイムで収集・監視する機能

Microsoft Sentinelのスクリーンショット

引用元: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/sentinel/overview

詳細

3.Logpoint - ジュピターテクノロジー株式会社

Logpoint

Logpoint

ジュピターテクノロジー株式会社

次世代脅威検出・インシデント対応ツール

Logpointは、ジュピターテクノロジー株式会社が提供する次世代SIEM製品で、ログ収集、正規化、保存、分析を行い、脅威検出とインシデント対応を迅速化します。高度なセキュリティ機能と直感的なダッシュボードを備え、組織のIT環境の安全性を向上させます。

Point1

EAL3+認定による世界最高レベルの安全性

Point2

多様な方法でのログデータ取得(Syslog、SNMP、FTPなど)

Point3

ログの正規化による異なるフォーマットの統一的な分析

Logpointのスクリーンショット

引用元: https://www.jtc-i.co.jp/product/logpoint/index.html

詳細

4.ArcSight Intelligence - マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社

A

ArcSight Intelligence

マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社

リアルタイム異常検知のUEBAツール

ArcSight Intelligenceは、Micro Focusが提供するUEBAツールで、教師なし学習を利用してリアルタイムでユーザー行動を分析し、異常を検知します。SOAR機能と統合し、迅速な脅威対応を実現し、企業のITセキュリティを強化します。

Point1

教師なし学習を用いた自動検知モデルの学習・強化

Point2

数百の異なるモデルによる多角的な行動検知

Point3

SOAR機能との統合により迅速なインシデント対応が可能

ArcSight Intelligenceのスクリーンショット

引用元: https://www.microfocus-enterprise.co.jp/products/interset-ueba/

詳細

5.Cloud SIEM - Sumo Logic ジャパン株式会社

Cloud SIEM

Cloud SIEM

Sumo Logic ジャパン株式会社

クラウドベースの自動化セキュリティ監視ツール

トライアルあり無料プランあり

Sumo Logic Cloud SIEMは、クラウドネイティブなセキュリティ監視ソリューションで、自動化されたアラートトリアージや多様なデータ統合を提供します。高度な可視性と拡張性により、複雑なIT環境での脅威管理を効率化します。

Point1

自動化されたアラートトリアージによる迅速なインシデント調査

Point2

Adaptive Signal Clustering (ASC) エンジンによる関連シグナルのグループ化

Point3

多様なデータソース(ネットワークトラフィック、ユーザ情報、サードパーティ脅威フィード)の統合

Cloud SIEMのスクリーンショット

引用元: https://www.sumologic.jp/solutions/cloud-siem/

詳細

よくある質問

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)に関するよくある質問をまとめました。

Q1. SIEMツールはどのようなデータを集約しますか?

SIEMツールは、ファイアウォール、IDS/IPS、プロキシ、サーバーログ、アプリケーションログなど、様々なITデバイスから出力されるログやデータを集約します。

Q2. SIEMツールを導入するメリットは何ですか?

SIEMツールを導入することで、異常な挙動の早期検知や迅速なインシデント対応が可能になります。

また、統合的なログ管理により、インシデントを詳細に把握することができます。

Q3. SIEMツールはどのようにインシデントを検知しますか?

SIEMツールは、相関分析を通じて異常な挙動を検知します。

様々なデータソースからの情報を分析し、通常とは異なるパターンを特定することで、インシデントを早期に発見します。

Q4. SIEMツールの導入にかかるコストはどのくらいですか?

SIEMツールの導入コストは、選択するツールやシステムの規模、運用管理の方法によって異なります。

一般的には初期費用と運用費用がかかるため、事前に予算を考慮することが重要です。

Q5. SIEMツールはどのような業種に向いていますか?

SIEMツールは、金融機関や医療機関、製造業など、セキュリティが特に重要な業種に向いていますが、すべての業種での導入が可能です。

特にデータの保護が求められる組織にとって、重要なツールとなります。

SIEMツール(セキュリティ情報イベント管理)のまとめ

SIEMツールは、現代のサイバーセキュリティ戦略において欠かせない要素となっています。

情報の一元管理や異常検知の機能を活用することで、企業は迅速かつ効果的なインシデント対応が可能になります。

2025年に向けて選ぶべきSIEMツールは、機能性だけでなく、導入コストやサポート体制も重要なポイントです。

ここで紹介した5つのSIEMツールは、それぞれの特性や強みを持ち合わせており、企業のニーズに応じた選択が求められます。

サイバー攻撃が高度化する中、適切なSIEMツールを導入し、組織のセキュリティ体制を強化することが、今後のビジネスにおいて不可欠です。

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O!Product編集部

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