広告収益とLTVを両立、バリューコマースが新ソリューション『リワードDSP』を提供開始
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バリューコマース株式会社は、コマースメディアと広告主が抱える課題を同時に解決する、新しい成果報酬型広告ソリューション『リワードDSP』の提供を発表しました。購買データなどを活用し、ポイント還元を通じてユーザーの購買を後押しする仕組みで、2026年1月よりテストマーケティングを開始する予定です。
ポイント
- 1コマースメディアと広告主、双方の課題を同時に解決する新しい広告ソリューション
- 2複数の会員サイトを横断し、1st Partyデータを活用して高意欲ユーザーにアプローチ
- 3ポイント還元（リワード）で、広告収益と自社ECへの顧客の再訪を両立
バリューコマースが新たに提供を開始する『リワードDSP』は、複数の会員組織やECサイトから集約したユーザーに対し、広告を最適配信する成果報酬型の広告プラットフォームです。同社のバーチャルポイントモール「ポイクリ」を基盤とし、購買データや検索行動といった1st Partyデータを活用することで、従来リーチが難しかった購買意欲の高いユーザー層へのアプローチを可能にします。
このソリューションは、近年のインターネット広告市場が抱える構造的な課題を背景に開発されました。広告主側では、ターゲティング広告のCPA（顧客獲得単価）上昇による獲得効率の低下が課題となっています。一方、自社メディアを広告媒体化する「コマースメディア」では、広告収益を確保しつつ、本来のEC事業の売上を損なわない仕組みが求められていました。
『リワードDSP』は、これらの課題に対し「リワード広告」で応えます。広告主は、複数のメディアを横断して効率的にユーザーにリーチできるだけでなく、クローズドな会員ネットワークへの配信により、LTV（顧客生涯価値）の高い優良顧客の獲得も期待できます。
メディア側にとっては、ユーザーへのポイント還元が自社ECサイトへの再訪や再購入を促すため、外部サイトへの送客による機会損失を抑えながら広告収益を確保できるのが大きな利点です。広告収益をポイントの原資に充てることで、追加コストなしで顧客との関係性を強化する施策も展開しやすくなります。
バリューコマースは今後、アフィリエイト広告事業で培った知見を活かし、リワード広告領域のプラットフォーム機能を強化していく方針です。同社は、このソリューションを通じて「リワードを軸とした持続的なECエコシステム」の確立を目指すとしています。
引用元：PR TIMES
O!Productニュース編集部からのコメント
Cookie規制後の新たな打ち手として注目されそうです。広告主は効率的なリーチを、メディアは収益と顧客エンゲージメントの両立を狙えます。このエコシステムがどう広がるか、テストマーケティングの結果が気になりますね。
