Yappli Summit 2025で新機能多数発表、アプリからWebまで顧客体験を拡張
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Yappli Summit 2025で新機能多数発表、アプリからWebまで顧客体験を拡張

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アプリ開発プラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは、年次イベント「Yappli Summit 2025」を開催し、アプリを軸にWebやCRMまで顧客体験を拡張する多彩な新機能を発表しました。今回の発表は、アプリ単体での体験提供から、顧客とのあらゆる接点を統合管理するプラットフォームへの進化を示すものとなります。

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ポイント

  • 1
    アプリとWebを横断した行動分析が可能になる「コンバージョントラッキング」機能
  • 2
    ShopifyやBrazeなど外部サービスとの連携を強化し、コマースやCRM施策を後押し
  • 3
    AIを活用したWebサイト構築ツール「Yappli WebX」など、マルチプロダクト展開を加速

アプリとWebの垣根を越えるデータ活用へ

ヤプリが10月9日、10日に開催した「Yappli Summit 2025」では、「Expanding Experience(体験を拡張する)」をテーマに、主力製品群のアップデートが多数公開されました。特に注目されるのが、データ分析と活用機能の強化です。

新機能「コンバージョントラッキング」は、これまで分断されがちだったアプリとWebサイト上でのユーザー行動を一元的に計測できる点が特長です。例えば、ECサイトで商品をカートに入れたまま離脱したユーザーに対し、アプリのプッシュ通知でリマインドを送るなど、チャネルを横断したきめ細やかなアプローチが可能になります。また、分析ツール「Yappli Analytics」も刷新され、自社アプリの立ち位置を業界平均と比較できるベンチマーク機能が強化されました。

外部連携でプラットフォームとしての価値向上

顧客体験をより豊かにするため、外部サービスとの連携も加速させています。コマースプラットフォーム「Shopify」との公式連携アプリをリリースし、会員情報の連携によってオンラインとオフラインを融合したOMO施策を開発不要で実現できるようになりました。

さらに、カスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Braze」との連携も開始。アプリ内でのユーザー行動をトリガーに、メールやLINEなど最適なチャネルでリアルタイムのコミュニケーションが可能となり、よりパーソナライズされた顧客体験の提供を支援します。

CRMから社内エンゲージメントまで、広がるYappliの世界

今回の発表は、BtoC向けのアプリ機能にとどまりません。ノーコードCRM「Yappli CRM」では、分散した顧客情報を統合する「ユーザーIDコネクト」や、店舗スタッフ向けの「インストアモード」などを追加。顧客理解を深め、接客品質の向上につなげます。

また、社内向けアプリ「Yappli UNITE」は「UNITE by Yappli」へとブランドをリニューアルし、コメント機能や自動翻訳機能などを強化。従業員エンゲージメント向上を支えるツールとしての進化を遂げています。2025年5月にリリースされたAI搭載のWeb構築プラットフォーム「Yappli WebX」と合わせ、顧客から従業員まで、あらゆるデジタル体験を支援する企業としての姿勢を鮮明にしました。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

アプリとWebのデータがシームレスに繋がることで、これまで以上に一貫した顧客体験の設計が可能になりそうです。企業にとっては、顧客をより深く理解し、最適なタイミングでアプローチする施策の自由度が格段に上がりそうですね。

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