
OVEL、委託先や工場の侵入口を洗い出す「サイバー弱点総点検」を開始
公開日:
株式会社OVELは2026年10月29日、委託先の保守回線や工場設備など、情報システム部門が把握しにくい侵入経路を調べる「サイバー弱点総点検」を開始しました。製造業をはじめとする事業会社とグループ会社を対象に、重要事業を1つ選び、本社と主要生産拠点1か所を中心に調査します。調査から経営層への報告までは2〜4週間で、先行導入5社の費用条件は事例掲載への協力などに応じて決まります。
ポイント
- 1委託先の保守回線や工場設備など、情シス管理外の侵入経路を横断調査
- 2重要事業1つを起点に、本社と主要生産拠点1か所を2〜4週間で点検
- 3先行5社は事例掲載への協力を条件に、調査・報告を無償または特別価格で提供
ラストワンマイルの侵入口に焦点
委託先の保守回線やグループ拠点、工場設備の接続は、管理する部門や会社が分かれています。OVELは、こうした情報システム部門だけでは把握しにくい接続口と、担当範囲のつなぎ目を調査対象とします。
工場の制御装置や設備メーカーの遠隔保守回線も、仕様と運用の両面から評価します。既存のSOCやCSIRTが担うIT環境の外側を検証し、調査結果を既存ベンダーとの協議や体制の見直しに使う位置づけです。
重要事業を起点に侵入経路を追跡
対象企業と協議して、停止を避けたい重要事業を1つ選び、その事業を止めうる侵入経路を追跡します。本社と主要生産拠点1か所での現地調査に加え、海外拠点や委託先との接続経路をリモートでも確認します。対象拠点の追加やグループ全体への展開は個別相談です。
秘密保持契約を締結し、調査範囲と方法を書面で合意してから着手します。ヒアリング、設定・構成資料の確認、業務に影響を与えない範囲での通信観測を基本とし、スキャンや機器の持ち込みも事前に合意した範囲に限ります。調査から経営層向け報告会までの期間は2〜4週間です。
経営層向け報告と対策支援
調査後は、侵入経路と業務停止・復旧への影響を整理し、経営層向けサマリーと技術担当者向け詳細報告の2種類を提供します。サマリーには事業停止リスク、対策の優先順位、概算費用をまとめ、詳細報告には技術的な所見と是正手順を記載します。
調査・報告の後には、設定変更やアカウント整理、保守回線の見直し、バックアップ設計などの是正支援も依頼できます。他拠点への展開やサイバーBCPの策定を含む後続支援は任意で、有償の個別見積もりです。調査・報告だけで終了することもできます。
先行導入は5社限定
対象は製造業をはじめとする事業会社とそのグループ会社です。先行導入企業は5社で、個別相談を経て決まります。費用条件は次のとおりです。
| 対象・支援範囲 | 費用 | 条件 |
|---|---|---|
| 先行導入企業の調査・報告(STEP 1・2) | 無償または特別価格 | 社名・ロゴ掲載と事例インタビューへの協力 |
| 事例掲載への協力が難しい企業の調査・報告 | 有償・個別見積もり | 通常の有償サービスとして受付 |
| 是正・他拠点展開などの後続支援(STEP 3) | 有償・個別見積もり | 希望する企業が任意で依頼 |
先行5社への参加だけで無条件に無料になる制度ではありません。事例の掲載内容とインタビュー記事は、公開前に対象企業が確認する運用です。
Q&A
Q. サイバー弱点総点検とは何ですか?
A. 委託先回線や工場設備も含め、重要事業を止めうる侵入経路を調べるサービスです。調査結果と対策の優先順位を経営層へ報告します。
Q. 調査対象と期間は?
A. 本社と主要生産拠点1か所を中心に、接続経路をリモートでも確認します。調査から報告会までは2〜4週間で、追加拠点は個別相談です。
Q. 先行5社なら無料ですか?
A. 社名・ロゴ掲載と事例インタビューへの協力が条件で、調査・報告を無償または特別価格で提供します。後続の対策支援は有償です。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
委託先の保守回線も調査に含まれます。接続状況を把握しきれていない情シス担当者は、点検の対象範囲を相談しやすそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
