ユースフル、AI時代の必須スキル「BIリテラシー研修」を開始。月8時間の作業が10分に短縮
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ユースフル、AI時代の必須スキル「BIリテラシー研修」を開始。月8時間の作業が10分に短縮

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法人向け研修サービスなどを手掛けるユースフル株式会社は、Microsoft Power BIを活用した「初学者向けBI研修」の提供を2025年10月より開始すると発表しました。多くの企業がAI導入を急ぐ一方で、現場のデータ活用スキルが追いついていない「スキル断絶」という課題の解決を目指します。

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ポイント

  • 1
    AI導入が進む中、DXのボトルネックとなる「人材のスキル不足」という課題に着目
  • 2
    実務で多用される「型」に特化し、データ活用の本質的な思考法を短時間で習得
  • 3
    手作業のExcel集計(月8時間)が、ボタン一つで「10分」に短縮される効果を提示

AI時代にこそ問われる「データを正しく見る力」

ユースフル株式会社が、企業のデータ活用と意思決定の質を高めることを目的とした「初学者向けBI研修」の提供を開始します。同社は、多くの企業で月8時間かかっていた手作業のExcel集計が、研修で習得するスキルによって10分に短縮されるケースもあるとしています。

この研修が提供される背景には、DX推進における根深い課題があります。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査によれば、国内企業の86.1%がDXを推進する人材の「質」に不足を感じていると回答。AIツールを導入しても、現場の従業員がデータを適切に扱えず、ビジネス価値に転換できない「スキル断絶」が大きな壁となっているのが現状です。

実務の「型」に特化し、短時間で土台を築く

本研修は、Power BI未経験者を対象としており、あえて機能を網羅せず、実務で最も多用される「集計・可視化」の基本パターンに絞り込んでいるのが特徴です。特に、データ活用の核となるデータモデリングの基本概念「スタースキーマ」という“データの正しい整理術”の習得を重視。これにより、単なるツール操作に留まらない、応用力の高い土台を築くことを目指します。

研修を通じて、受講者はExcelでは困難だった動的な分析ダッシュボードの作成を体験。データの取り込みから、伝わるグラフ設計までを一気通貫で学びます。「担当者によって数字が違う」「最新データが不明」といった問題を解消し、全社共通の信頼できるデータ基盤を構築することで、「データを正しく見る力」を養うとしています。

BIツールの導入効果を最大化

この研修は、BIツールを導入済みであるものの活用しきれていない企業や、導入を検討しているものの投資対効果に不安を感じる企業、双方の課題に応えるものとなります。ユースフルは今後、初級編で得た知識を基に、より高度なデータ活用を実践できる研修シリーズも展開予定で、日本全体の生産性向上に貢献していきたい考えです。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AIの導入が進む中、結局はそれを使いこなす「人」のスキルが問われます。ツール提供だけでなく、教育に焦点を当てたサービスは、多くの企業のDX担当者にとって心強い味方になりそうですね。

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