
【2025年最新版】MDMツール(モバイルデバイス管理)おすすめ10選
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現代のビジネス環境において、モバイルデバイスは欠かせない存在となっていますが、その管理とセキュリティは大きな課題です。 MDMツール(モバイルデバイス管理)は、企業が所有するスマートフォンやタブレットを一元的に管理し、業務用データを保護するための強力なソリューションです。 リモートでのデバイス設定やセキュリティポリシーの適用により、IT管理者は効率的に業務をサポートし、企業のセキュリティリスクを軽減します。 本記事では、2025年最新版として、最も効果的なMDMツールを厳選し、その特徴や利点を詳しくご紹介します。 安全でスムーズな業務運営を実現するための参考にしてください。
目次
MDMツール(モバイルデバイス管理)とは?
MDMツール(モバイルデバイス管理)とは?
MDMツール(モバイルデバイス管理)とは、企業が所有するスマホやタブレットを一元管理し、セキュリティを強化するためのソフトウェアです。
MDMツールとは、業務で利用するスマホやタブレットなどのモバイル端末を一元管理するためのツールであり、Mobile Device Managementの略称です。
企業が所有するデバイスを効率的に管理し、セキュリティ対策を強化するソフトウェアソリューションです。
IT管理者はリモートでデバイス設定を行い、企業のセキュリティポリシーを適用しながら、業務用データの保護や不正アクセスを防止します。
また、従業員が個人所有デバイスを使用する場合には、業務用データと個人データを分離し、BYOD環境でのセキュリティリスクを軽減します。
MDMツール(モバイルデバイス管理)の主な機能
MDMツール(モバイルデバイス管理)の主な機能は次の通りです。
機能 | 概要 |
---|---|
デバイス管理 | モバイルデバイスやPCの設定、運用状況などを一元的に管理し、効率的な運用を実現する |
セキュリティ強化 | 企業のセキュリティポリシーを適用し、データの保護や不正アクセスの防止を行う |
リモート操作 | デバイスの設定変更や管理をリモートで行い、効率的な管理をサポートする |
データ監視 | 業務用データの使用状況やアクセスログを監視し、異常を検知する |
アプリケーション管理 | 業務用アプリケーションの配布、更新、削除を一元的に管理する |
位置情報管理 | デバイスの位置情報を取得し、トラッキングやセキュリティ対策に活用する |
ユーザー管理 | ユーザーアカウントの作成、管理、権限設定を行い、適切なアクセスを制御する |
エンドポイント監視 | 各デバイスのセキュリティ状態や運用状況を監視し、必要に応じて対応する |
MDMツール(モバイルデバイス管理)のメリット
MDMツール(モバイルデバイス管理)のメリットについて解説していきます。主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。
メリット
- 1デバイス管理の効率化により、IT管理者の負担を軽減できる
- 2セキュリティポリシーの一元適用により、企業のデータ保護が強化される
- 3リモートでのデバイス設定が可能で、迅速な対応が可能になる
- 4BYOD環境において、業務用データと個人データを安全に分離できる
- 5不正アクセスの防止により、企業の情報漏洩リスクを低減できる
- 6デバイスの紛失や盗難時に、遠隔でデータ削除が可能になる
1. デバイス管理の効率化により、IT管理者の負担を軽減できる
MDMツールを導入することで、IT管理者はデバイスの設定や監視を一元的に行えるため、業務の効率化が図れます。
これにより、手作業での管理が減り、時間とリソースの節約が実現します。
2. セキュリティポリシーの一元適用により、企業のデータ保護が強化される
MDMツールを使用することで、企業はすべてのデバイスに対して統一されたセキュリティポリシーを適用できます。
これにより、データの漏洩や不正アクセスのリスクが大幅に低減し、安心して業務を行う基盤が整います。
3. リモートでのデバイス設定が可能で、迅速な対応が可能になる
リモートでのデバイス設定が可能になることで、IT管理者は迅速に問題を解決できます。
設定変更やアプリの配信を即座に行えるため、業務の中断を最小限に抑え、従業員の生産性を向上させることができます。
4. BYOD環境において、業務用データと個人データを安全に分離できる
従業員が個人のデバイスを業務に使用するBYOD環境では、MDMツールにより業務用データと個人データを安全に分離できます。
この分離により、プライバシーを守りつつ業務の効率を高め、セキュリティリスクを軽減することが可能です。
5. 不正アクセスの防止により、企業の情報漏洩リスクを低減できる
不正アクセスを防止することで、企業の機密情報を守ることができます。
MDMツールはアクセス制御や認証機能を強化し、不正ログインやデータの不適切な利用を防ぎ、情報漏洩のリスクを大幅に低減します。
6. デバイスの紛失や盗難時に、遠隔でデータ削除が可能になる
デバイスの紛失や盗難時、MDMツールは遠隔操作でデータを削除する機能を提供します。
これにより、機密情報が漏洩するリスクを最小限に抑え、企業のセキュリティを強化することが可能です。
MDMツール(モバイルデバイス管理)の選び方のポイント
選び方のポイント
- 1企業のセキュリティポリシーに適合しているか
- 2リモート管理機能の充実度
- 3デバイスの種類やOSの対応状況
- 4BYOD環境への対応能力
- 5サポート体制の充実度
1. 企業のセキュリティポリシーに適合しているか
企業のセキュリティポリシーに適合しているかは、MDMツールを選ぶ際の最も重要なポイントの一つです。
各企業が持つ独自のセキュリティ要件や規制に応じて、MDMツールがどのように機能するかを確認する必要があります。
具体的には、デバイスの暗号化、認証方法、データ漏洩防止機能などが企業のポリシーに合致しているかを評価します。
また、法律や業界基準に準拠しているかも重要な要素です。
選定時には、ツールが提供するセキュリティ機能が、自社の業務フローやリスク管理に適合するかどうかを慎重に検討し、導入後の運用における安全性を確保することが求められます。
2. リモート管理機能の充実度
リモート管理機能の充実度は、MDMツール選定において重要な要素です。
特に、IT管理者が物理的にデバイスにアクセスできない状況下でも、適切に管理できる機能が求められます。
具体的には、デバイスの設定変更、アプリケーションのインストール・削除、リモートワイプ(データ消去)機能などが含まれます。
また、ユーザーからのサポートリクエストに迅速に対応できる機能も評価ポイントです。
これにより、トラブルシューティングが円滑に行え、業務の継続性を保つことが可能になります。
加えて、リモート管理機能が直感的で使いやすいかどうかも、管理者の負担軽減につながります。
3. デバイスの種類やOSの対応状況
デバイスの種類やOSの対応状況は、MDMツール選定において非常に重要なポイントです。
企業が使用するモバイル端末は多岐にわたり、iOS、Android、Windowsなど様々なオペレーティングシステムが存在します。
そのため、選定するMDMツールが、これらの異なるデバイスやOSに対応しているかを確認する必要があります。
特に、最新のOSバージョンへの対応状況や、特定のデバイスモデルに対するサポートが充実しているかどうかも重要です。
これにより、企業は多様なデバイス環境においても一貫した管理を実現し、業務の効率化を図ることができます。
また、将来的に新たなデバイスが導入された際にも、柔軟に対応できることが求められます。
4. BYOD環境への対応能力
BYOD環境への対応能力は、MDMツール選定において欠かせない要素です。
近年、多くの企業が従業員に個人のデバイスを業務に使用させるBYOD(Bring Your Own Device)を導入しています。
このため、MDMツールが個人デバイスに業務用データを安全に管理・保護できるかを確認する必要があります。
具体的には、業務データと個人データの分離機能、アプリケーションの管理やアクセス制御機能が重要です。
また、ユーザーが容易に業務用アプリにアクセスできる一方で、セキュリティリスクを軽減するための機能が求められます。
BYOD環境に対応したMDMツールは、企業のセキュリティを保ちながら、従業員の利便性も高めることができます。
5. サポート体制の充実度
MDMツール選定において、サポート体制の充実度は非常に重要な要素です。
導入後に発生する可能性のあるトラブルや疑問に迅速に対応できるかどうかが、業務の継続性に直結します。
具体的には、電話やメール、チャットなど、複数のサポートチャネルが用意されているかを確認しましょう。
また、サポートの対応時間や、技術的な専門知識を持つスタッフが常駐しているかも評価ポイントです。
さらに、オンラインマニュアルやFAQが充実している場合、自己解決を促進し、管理者の負担を軽減する効果も期待できます。
信頼できるサポート体制が整っているMDMツールを選ぶことで、安心して運用を進めることができるでしょう。
主要MDMツール(モバイルデバイス管理)5選の比較表
ここでは、主要なMDMツール(モバイルデバイス管理)5選を比較します。
それぞれの特徴や強み、費用目安をまとめていますので、MDMツール(モバイルデバイス管理)を検討している方は参考にしてください。
費用目安 | 導入実績 | 特徴 | |
---|---|---|---|
ビ ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント |
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| |
Jamf Pro |
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![]() AssetView |
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| |
C Citrix Endpoint Management |
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C CLOMO MDM |
|
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MDMツール(モバイルデバイス管理)おすすめ10選
1.ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント - ソフトバンク株式会社
ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント
ソフトバンク株式会社
法人向けモバイルデバイス管理・セキュリティ強化ツール
「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」は、ソフトバンクが提供する法人向けMDMサービスで、モバイルデバイスの一元管理やセキュリティ強化を実現します。ISMAP認証を受けた信頼性の高いサービスで、運用支援や多彩な機能を通じて企業のデジタル化を推進します。

画像引用元:https://www.softbank.jp/biz/services/security/bcdm/
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2.Jamf Pro - Jamf Japan合同会社
Jamf Pro
Jamf Japan合同会社
Appleデバイスを効率的に管理するMDMツール
Jamf Proは、Appleデバイスの効率的な管理を実現するエンタープライズ向けのMDMソフトウェアです。ゼロタッチ導入や柔軟な管理機能、高度なセキュリティを提供し、企業や教育機関のIT部門の負担を軽減します。

画像引用元:https://www.jamf.com/ja/products/jamf-pro/
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3.AssetView - 株式会社ハンモック

AssetView
株式会社ハンモック
IT資産とログを統合管理する効率化ツール
AssetViewは、IT資産管理とログ管理を中心に設計された統合管理ソフトウェアで、企業の情報システム部門に最適です。資産の一元管理やログ分析、PC更新管理を自動化し、業務効率化とセキュリティ強化を実現します。

画像引用元:https://www.hammock.jp/assetview/
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4.Citrix Endpoint Management - シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
Citrix Endpoint Management
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
多様なデバイスを一元管理するセキュリティツール
Citrix Endpoint Managementは、企業がデジタルワークスペースを一元管理できるエンドポイントセキュリティソリューションです。多様なデバイスに対応し、300以上のセキュリティポリシーを提供。リモートワークやBYOD環境でのセキュリティと利便性を両立します。

画像引用元:https://www.citrix.com/products/citrix-endpoint-management/
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5.CLOMO MDM - 株式会社アイキューブドシステムズ
CLOMO MDM
株式会社アイキューブドシステムズ
使いやすいセキュアなモバイルデバイス管理ツール
CLOMO MDMは、アイキューブドシステムズが提供するモバイルデバイス管理ソリューションで、使いやすさと強固なセキュリティを特徴とします。遠隔管理機能やアプリ管理機能を備え、様々な業界で利用され、企業の生産性向上に貢献します。

画像引用元:https://www.i3-systems.com/
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6.ISM CloudOne - クオリティソフト株式会社

ISM CloudOne
クオリティソフト株式会社
サーバーレスで安心なクラウド型IT資産管理ツール
ISM CloudOneは、クオリティソフト株式会社が提供するクラウド型IT資産管理ツールで、サーバーレスで簡便な導入が特徴です。セキュリティ状態の可視化や国際基準のISO27001取得により、リモート環境でも安心して使用でき、85,000社以上で導入されています。

画像引用元:https://ismcloudone.com/
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7.モバイルデバイス管理(MDM) - シスコシステムズ合同会社

モバイルデバイス管理(MDM)
シスコシステムズ合同会社
企業のモバイルデバイスをリモート管理するツール
モバイルデバイス管理(MDM)は、企業が所有するモバイルデバイスをリモートで管理し、セキュリティを強化するツールです。Cisco Merakiはクラウドベースでの管理を提供し、デバイスの設定やアプリの管理、セキュリティ対策を効率的に行います。

画像引用元:https://meraki.cisco.com/ja-jp/products/systems-manager/
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8.LINC Biz emm - シャープ株式会社

LINC Biz emm
シャープ株式会社
法人向けモバイル端末管理クラウドツール
「LINC Biz emm」は、シャープが提供する法人向けのモバイル端末管理クラウドサービスで、簡単な導入やセキュリティ管理、業務アプリの一元管理が可能。特に大量の社用スマートフォンを扱う企業において、業務効率化とリスク低減を実現する強力なツールです。

画像引用元:https://k-tai.sharp.co.jp/business/linc_biz_emm/feature.html
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9.MobiControl - ペネトレイト・オブ・リミット株式会社

MobiControl
ペネトレイト・オブ・リミット株式会社
高セキュリティの企業向けモバイル管理ツール
MobiControlは、企業向けのモバイルデバイス管理ツールで、高いセキュリティ機能を備えています。専用端末化やリモートコントロール機能を提供し、教育機関向けにも最適化されています。柔軟な導入が可能で、業務効率とデジタル資産の保護を実現します。

画像引用元:https://pol-japan.co.jp/products/mobicontrol/
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10.MDM MoDeM - 株式会社AscentNetworks

MDM MoDeM
株式会社AscentNetworks
モバイル端末を安全に管理する統合型ソリューションツール
MDM MoDeMは、モバイル端末を安全に管理する統合型ソリューションで、MDM、MAM、MCM機能を備えています。国内300社以上に導入され、95%の継続利用率を誇ります。ユーザビリティと安全性が高く、リモートデータ消去やウィルススキャン、自動化されたアプリ管理などの機能を提供します。

画像引用元:https://www.ascentnet.co.jp/mdm-modem/
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よくある質問
MDMツール(モバイルデバイス管理)に関するよくある質問をまとめました。
Q1. MDMツールにはどのような機能がありますか?
MDMツールは、デバイスのリモート管理、設定の適用、アプリケーションの配布、データの暗号化、セキュリティポリシーの適用、デバイスのロックや初期化など、さまざまな機能を提供します。
Q2. MDMツールはどのようにしてデバイスのセキュリティを強化しますか?
MDMツールは、企業のセキュリティポリシーをデバイスに適用することで、データの保護や不正アクセスの防止を実現します。
具体的には、パスワードの強制、データ暗号化、リモートワイプ機能などが含まれます。
Q3. BYOD環境でMDMツールを利用するメリットは何ですか?
BYOD環境でMDMツールを利用することで、業務用データと個人データを分離し、従業員のプライバシーを保護しつつ、企業のセキュリティリスクを軽減できます。
Q4. MDMツールの導入にはどれくらいのコストがかかりますか?
MDMツールの導入コストは、選択するソフトウェアの種類や使用するライセンスの数、企業の規模によって異なります。
一般的には月額課金や一括購入の形で提供されることが多いです。
Q5. MDMツールはどのような業界で利用されていますか?
MDMツールは、金融、医療、教育、製造業など、データセキュリティが特に重要な業界で広く利用されています。
MDMツール(モバイルデバイス管理)のまとめ
MDMツールは、企業が業務用モバイルデバイスを安全かつ効率的に管理するための不可欠なツールです。
2025年に向けて、リモートワークの普及やBYOD(Bring Your Own Device)環境の進展に伴い、MDMの重要性はますます高まっています。
この記事で紹介したおすすめのMDMツールを参考に、自社のニーズに最適なソリューションを見つけ、セキュリティリスクを軽減しつつ、業務の効率化を図りましょう。
適切なMDMツールの導入は、企業の成長を支える基盤となることでしょう。
この記事の著者
O!Product編集部
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