
アステリアと暗号屋、ステーブルコイン監査支援ツール「JPYC Explorer」を4月提供
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アステリア株式会社は、合同会社暗号屋と共同で、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の会計監査を支援するツール「JPYC Explorer」を開発し、2026年4月1日より提供を開始します。企業や自治体がブロックチェーン上の取引を自ら検証できる体制を構築し、監査の効率化と信頼性向上を目指します。ステーブルコインの企業利用が進む中、監査対応のハードルを下げるツールとして注目されます。
ポイント
- 1監査法人や企業が自社管理のシステムで取引を検証できる
- 2複雑なブロックチェーンデータを直感的に可視化し監査効率を向上
- 3月額50万円〜の基本料金で提供、JPYC以外のステーブルコインにも順次対応予定
監査対応の課題を解決する専用ツール
JPYC Explorerは、監査法人や企業が「自社構築・自社管理型フルノード」を保有し、ブロックチェーン上のJPYC取引の実在性を自ら検証できるツールです。外部のツールやAPIサービスへの依存を排除し、取引検証の全プロセスを自社でコントロールできる点が特徴です。直感的なインターフェースにより、複雑なブロックチェーンデータを分かりやすく可視化し、監査業務の効率向上を図ります。
このツールは、日本公認会計士協会が公表した研究資料で言及されている「ブロックチェーンノードから直接データを取得する手法」を実現しています。自社管理のフルノードから取得したデータは、監査法人が求める高い信頼性要件を満たし、内部統制の観点からも適した体制としています。
対応範囲と価格
現在、JPYC ExplorerはJPYCと米ドル建てステーブルコインのUSDCに対応しており、Avalanche、Ethereum、Polygonといった複数のブロックチェーン上での取引を扱えます。インフラはクラウド環境またはオンプレミス(物理サーバー)から選択可能です。
提供価格は、基本料金が月額50万円(税抜き、教育・サポート込み)からです。監査対象となる取引先企業が増える場合は、1社あたり月額5万円(税抜き)からのオプション料金が加算されます。JPYCを扱う量によって費用が変動する仕組みです。
ステーブルコイン普及に向けた基盤整備
JPYC株式会社の代表取締役、岡部典孝氏は、「企業や自治体が安心して利用できる環境を整備することは、ステーブルコイン普及の重要なポイント」とコメントしています。JPYC Explorerについて、「取引の実在性を自らの手で検証できる体制を提供するもので、JPYCの社会実装を大きく前進させるもの」と評価し、発表を歓迎しています。
アステリアと暗号屋は、JPYC株式会社と連携し、監査に耐える環境構築を推進することで、企業や団体でのJPYC導入を加速させていく方針です。また、暗号屋代表の紫竹佑騎氏は、本製品の提供開始と同時にアステリアのステーブルコイン事業のアドバイザーに就任する予定です。
Q&A
Q. JPYC Explorerとは何ですか?
A. 企業がブロックチェーン上のステーブルコイン取引を、自社のシステムで検証・監査するための専用ツールです。
Q. 従来の監査方法とどう違うのですか?
A. 外部のサービスに頼らず、自社で管理するサーバーから直接ブロックチェーンデータを取得・検証できるため、信頼性と内部統制の面で優れています。
Q. どのような企業が導入を検討すべきですか?
A. JPYCなどのステーブルコインを資産として保有したり、決済に利用したりしている上場企業や地方公共団体が主な対象です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
監査という堅い業務に、ブロックチェーン技術で新しい解を出す組み合わせが興味深いです。会計監査チームとシステム部門の連携が、よりスムーズになりそうなツールですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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