
UNICORN、自社データの収益化を支援する「White-label DSP」の提供を開始
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アドウェイズの子会社であるUNICORNは、ECサイトや会員基盤を持つ企業向けに、自社データを活用した広告事業の立ち上げを支援する新サービス「UNICORN White-label DSP」の提供を開始しました。Cookie規制への対応が迫られる中、企業が持つデータを新たな収益源に変える動きを後押しする狙いです。
ポイント
- 1企業が持つ「1st Party Data」を活用した広告事業を低コスト・短期間で開始可能
- 2UNICORNが培ってきた広告配信技術や運用ノウハウを自社ブランドとして展開できる
- 3事業規模やニーズに応じて選べる3種類のプランを用意
開発不要で本格的な広告事業の立ち上げを実現
UNICORNが新たに提供を開始した「UNICORN White-label DSP」は、同社が持つプログラマティック広告の配信プラットフォーム(DSP)を、他社が自社ブランドのサービスとして提供できるホワイトレーベル形式のソリューションです。これにより、EC事業者などは自社でシステムを開発することなく、保有する顧客データを活用した広告事業をスピーディーに始めることが可能になります。
Cookie規制を背景に高まるデータ活用のニーズ
近年、プライバシー保護の観点からCookieの利用規制が世界的に進んでおり、企業は自社で収集した「1st Party Data」の活用方法を模索しています。しかし、広告配信システムをゼロから開発するには莫大な初期投資や専門知識、継続的な運用コストが必要となり、多くの企業にとって参入障壁となっていました。今回の新サービスは、こうした課題を解決し、企業のデータマネタイズを支援するために開発されたものです。
事業規模に合わせて選べる3つのプラン
本サービスでは、UNICORNが持つリアルタイム入札の最適化技術や不正広告の検知機能などをそのまま利用できます。預けられた自社データは各企業専用の環境で厳重に管理され、UNICORN本体の広告配信に利用されることはないとしています。
プランは、スモールスタート向けの「Quick Start Plan」から、広告主向けの管理画面をカスタマイズできる「Self-Serve Plan」、ドメインや規約まで完全に自社ブランド化できる最上位の「Branded Platform Plan」まで、事業規模や目的に応じて3種類が用意されています。
UNICORNは今後、本サービスを通じて各社が持つデータ資産と自社のテクノロジーを融合させ、デジタルマーケティング市場全体の活性化に貢献していきたい考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
Cookie規制への対応が各社の課題となる中、データを「守る」だけでなく「攻め」に活用する動きが加速しそうです。特に豊富な顧客データを持つEC事業者などにとっては、新たなビジネスチャンスを生む一手になるかもしれません。










