
DMM.com、動画配信「DMM TV」のクラウド移行でDatadogを採用。160名体制で安定運用を実現
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株式会社DMM.comは、主力動画配信サービス「DMM TV」の運用基盤をGoogle Cloudへ移行し、安定稼働とアジャイル開発を実現するため、監視プラットフォーム「Datadog」の本格採用を発表しました。クラウド移行に伴うシステムの複雑化に対応し、部門を超えた約160名の担当者が一つの画面で連携できる体制を構築しています。大規模な動画配信サービスを支える、クラウド時代の運用基盤のあり方が見えてきます。
ポイント
- 1Datadogを共通プラットフォームとして活用し、エンドツーエンドの監視を実現
- 2日次の監視作業時間を約15分に短縮。大型キャンペーン時などの特別監視にも対応
- 3今後はAIアシスタント「Bits AI」を活用し、問題の根本原因推定などの自動化を進める
クラウド移行に伴う包括的な監視体制を構築
DMM.comは、会員数約5,146万人を抱える総合サービスサイトを運営する企業です。同社は2022年に総合動画配信サービス「DMM TV」を立ち上げ、その運用基盤をオンプレミス環境からGoogle Cloud上のKubernetesサービス(GKE)へと移行しました。この大規模なクラウド移行に伴い、アプリケーションのパフォーマンス監視(APM)やユーザー体験の監視(RUM)を含む、Datadogの統合プラットフォームを本格採用しました。
部門横断で約160名が活用、監視効率を大幅向上
現在、SRE、アプリケーション、フロントエンド、バックエンドなど各チームに所属する約160名の担当者がDatadogを活用しています。CPU約820コア規模の大規模な配信インフラを監視し、モニタリングデータを共有しながら連携しています。メディア基盤開発部配信インフラグループSREチームの片岡歩夢氏は、日次の監視作業について「日次の確認時間は15分程度ですが、ダッシュボードがなければ倍以上の時間を要していたと思います」と効率化の効果を語っています。
AIを活用した次世代の運用基盤へ
DMM.comは今後、Datadogの機能をさらに深化させ、AIを活用した可観測性の強化を進めます。具体的には、Datadogが提供するAIアシスタント「Bits AI SRE」を活用し、異常検知後の根本原因の推定や解決策の提案を可能にしていく方針です。同部SREチームリーダーの菅野滉介氏は、「引き続きDatadogのナレッジを蓄積しながら、Browser testsなどの機能を使いこなしていきます。AIについても監視領域での活用を広げていきます」と今後の展望を述べています。
Q&A
Q. DMM TVとは何ですか?
A. DMM.comが運営する総合動画配信サービスです。2022年にサービスを開始し、運用基盤をGoogle Cloudへ移行しています。
Q. Datadogを導入して、具体的にどのような効率化が図れましたか?
A. 日々の監視作業に要する時間を、約15分程度に短縮できました。以前は倍以上の時間がかかっていたと担当者は話しています。
Q. この監視体制は、どのようなチーム向けと言えますか?
A. SREやアプリ開発など、部門を超えて多くの担当者が関わる大規模なサービス運用に向いています。約160名が同じデータを基に連携しています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
160名もの大規模チームが一つの監視ツールで連携している点が興味深いです。動画配信のような可用性が命のサービスでは、部門間の情報共有の速さがそのまま品質に直結しますね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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