
鳥貴族運営会社、商圏分析システムで売上予測を高速化・高精度化
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株式会社エターナルホスピタリティジャパンは、店舗開発における売上予測の精度向上を目指し、技研商事インターナショナルの商圏分析システム「MarketAnalyzer® 5」を導入しました。従来は担当者の経験に依存していた予測業務を、定量的な分析へと転換しています。年間30店舗の出店計画を支える、迅速かつ客観的な判断の仕組みづくりが背景にあります。
ポイント
- 1売上予測の算出時間を「3〜4日」から「数分」に短縮
- 2実績値との誤差を10%以内に収める高精度な予測を実現
- 3生成AIと組み合わせ、分析業務の「民主化」を推進中
経験と勘からの脱却を目指して
「鳥貴族」などを運営するエターナルホスピタリティは、2030年までの1000店舗体制を目標に掲げています。しかし、新規出店の売上予測は開発担当者の経験や勘に依存する部分が大きく、業務の属人化が課題でした。また、以前使用していたシステムのデータが古く、実態との乖離も生じていました。この状況では予測が外れ、店舗閉鎖に至るケースもあったといいます。ハイスピードな出店計画を支えるため、客観的なデータに基づく「科学的なブレーキ役」としての仕組みが求められていました。
分析の高速化と高精度な予測を実現
同社は「MarketAnalyzer® 5」を活用し、誰が操作しても同じプロセスで科学的な予測値が出る独自のモデルを構築しました。約1年半の検証を経て、大きな成果を上げています。まず、売上予測の算出時間が従来の3〜4日から数分に短縮されました。物件獲得競争が激しいエリアでの、迅速な意思決定を可能にしています。さらに、実績値との誤差を10%以内に収める高精度な予測を継続的に達成。特に東名阪エリアでは誤差6〜7%という高い水準を維持しています。
AIとの連携で「分析の民主化」を推進
現在は、このシステムと生成AIを組み合わせたハイブリッドな分析体制を構築中です。売上予測の数値的な根拠はシステムが、定性的な類似店舗の検証はAIが担うことで、多角的な意思決定を目指しています。今後は、専門性の高い分析業務もAIが支援するツールの活用を視野に、現場の開発担当者自身が分析を実行できる「分析の民主化」を推進。目標達成に向けた出店戦略を加速させる計画です。
Q&A
Q. MarketAnalyzer® 5とは何ですか?
A. 技研商事インターナショナルが提供する、地図情報を活用した商圏分析システムです。店舗の売上予測などに用いられます。
Q. 導入によって、具体的に何が変わったのでしょうか?
A. 売上予測の算出が数分で完了するようになり、物件獲得競争での迅速な判断が可能になりました。また、予測精度も向上しています。
Q. 「分析の民主化」とはどういうことですか?
A. 売上予測などの専門的な分析業務を、一部の専門家だけでなく、現場の開発担当者自身が実行できるようにする取り組みを指します。
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O!Productニュース編集部からのコメント
予測時間が日単位から分単位に変わった点が大きいですね。競争が激しい立地の獲得では、このスピード差が勝敗を分けそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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