
VPN不要でランサムウェア対策、ゼロトラスト基盤「Z-FILTER」が12月1日提供開始
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ITインフラやサイバーセキュリティのインテグレーションを手がける株式会社GFDは、VPN不要で安全なアクセスを実現するゼロトラスト基盤「Z-FILTER」の提供を12月1日に開始すると発表しました。巧妙化するサイバー攻撃やリモートワークの普及に対応し、企業のセキュリティ体制構築を支援します。
ポイント
- 1認証機能(IDaaS)とセキュリティ機能(SSE)を統合し、運用負荷を大幅に軽減
- 2VPNを使わず、社外からでも社内システムへ瞬時に安全アクセス
- 3テンプレート設定により、専門知識がなくてもスムーズな導入が可能
認証から通信制御までを一体化
株式会社GFDが、デジタルアーツ株式会社とのパートナー契約のもと、新たなゼロトラストセキュリティサービス「Z-FILTER」の提供を開始します。このサービスは、ID認証を行う「IDaaS」と、通信の安全性を確保する「SSE」という2つの機能を単一の基盤で提供するのが最大の特長です。これにより、従来は別々のサービスを連携させる必要があった領域を一つの管理画面で完結させ、ゼロトラスト導入時の構築や日々の運用にかかる負担を大きく減らします。
ランサムウェアやVPNの課題に対応
近年、リモートワークの普及で社外から社内システムにアクセスする機会が増え、企業のセキュリティ対策は大きな転換点を迎えています。特に、VPN機器の設定不備を狙った不正侵入や、盗まれた認証情報を悪用したランサムウェア被害が深刻化。こうした背景から、全てのアクセスを検証する「ゼロトラスト」という考え方が重要視されています。しかし、多くの企業では「専門人材がいない」「運用が複雑」といった課題から、対策が追いついていないのが実情でした。
利便性とセキュリティを両立
「Z-FILTER」は、VPNを介さずに社内システムへ安全かつスピーディーにアクセスできる環境を構築します。これにより、従業員の利便性を損なうことなく、セキュリティレベルを向上させることが可能です。また、汎用的な設定が予め用意されたテンプレート機能も搭載しており、専門的な知識がなくても短時間でスムーズに運用を始められるよう設計されています。GFDは導入から運用までを一貫してサポートし、企業のゼロトラスト推進を後押ししていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
ゼロトラストは理想だけど…と二の足を踏んでいた企業には朗報です。認証とセキュリティを一体化し、運用をシンプルにした点も魅力的で、IT人材が不足しがちな中小企業にとって、現実的な選択肢になりそうです。
