
ストアレコード、スマレジ・ロジレス間の積送在庫管理機能をリリース
公開日:
ストアレコード株式会社は2026年9月8日、小売企業向けデータ一元管理SaaS「ストアレコード」に、スマレジとLOGILESS(ロジレス)の間を移動中の在庫を自動取得する機能を追加したと発表しました。店舗や物流倉庫にある在庫に輸送中の数量を合算し、全社在庫を把握できます。移動先システムの入荷予定も自動で作成し、現場での二重入力を減らします。
ポイント
- 1スマレジ・ロジレス間の輸送中在庫を自動取得し、ストアレコード上で一元管理
- 2移動先システムへの入荷予定を自動作成し、現場の手入力と二重入力を解消
- 3積送在庫を全社在庫に自動合算し、月末在庫や在庫回転率の精度を向上
新機能の概要
小売企業では、店舗在庫をEC出荷に充てたり、物流倉庫から店舗へ商品を送ったりと、拠点間の在庫移動が日常的に発生します。出荷時に移動元の在庫を減らし、到着後の検品時に移動先の在庫を増やす運用では、輸送中の数量がどちらの拠点にも計上されない期間が生まれます。
新機能は、スマレジとロジレスの間を移動中の在庫を、拠点別の在庫と合わせて把握できるようにします。輸送中の数量が集計から抜けることで生じる、月末在庫の過少計上や不要な追加発注などの判断ミスを抑える狙いです。
自動取得の仕組み
両システムの出荷・入荷データを照合し、積送在庫を商品識別単位(SKU)で管理します。
| 移動方向 | 積送在庫として取得する対象 |
|---|---|
| スマレジ店舗 → ロジレス倉庫 | 倉庫宛ての出荷伝票のうち、入荷が完了していない数量を日次で取得 |
| ロジレス倉庫 → スマレジ店舗 | 出荷済み受注のうち、店舗に到着していない数量。分割出荷は出荷済みの分だけを計上 |
取得した数量は全社在庫に合算され、在庫一覧やダッシュボード、月末在庫の原価評価、日次の在庫推移にも反映されます。
公開された設定画面では、スマレジ側で仕入先を事前登録し、ロジレス店舗と対応するスマレジ倉庫を紐付ける構成が示されています。既存のPOS・物流システムを利用しながら連携する仕組みです。
入荷予定の自動作成
片方のシステムで出荷を検知すると、移動先システムに入荷予定を自動で作成します。店舗スタッフや倉庫担当者は、到着した商品を作成済みの入荷予定に対してバーコードで検品します。
入荷データを別システムへ手入力する作業が不要になり、入力漏れや数量の打ち間違いによる在庫差異を抑えます。入荷予定の作成を自動化する機能であり、商品の到着確認や検品作業は現場で行います。
今後の展望
同社は、既存の業務システムを利用しながら、システム間で管理が抜け落ちていたデータを補う方針です。データの収集・統合に加え、必要に応じて連携先へのデータ書き込みも担います。
今後は移動中在庫の滞留検知などへ機能を広げ、売上・仕入・在庫の各領域で連携を強化する計画です。今回の発表では、本機能の料金や導入期間は示されていません。
Q&A
Q. 積送在庫とは何ですか?
A. 店舗と物流倉庫の間を移動中で、まだどちらの拠点の在庫にも計上されていない商品のことです。
Q. 新機能で何が自動化されますか?
A. スマレジとロジレスの間の積送在庫の取得と、移動先システムへの入荷予定の作成が自動化され、現場の手入力が不要になります。
Q. この機能は誰に向けたものですか?
A. スマレジとロジレスを併用し、店舗とECの在庫を一体管理したい小売企業向けです。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
輸送中の在庫が集計から抜けると、月末評価だけでなく追加発注の判断にも影響します。導入時は、拠点の紐付けとデータ取得のタイミング、分割出荷や入荷差異の扱いを確認し、現場の検品手順と合わせて運用を設計するとよさそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
