
広告業界の「紙のインフラ」がクラウド化。ビルコム、「メディアデータオンライン」を開始
公開日:
ビルコム株式会社は3月12日、広告媒体の情報をまとめた「月刊メディア・データ」のデータベースをクラウド化したプラットフォーム「メディアデータオンライン(MDO)」の提供を開始しました。1969年の創刊以来、業界のインフラとして使われてきた紙の媒体情報が、検索可能なデジタルサービスとして生まれ変わります。広告を出す側も、媒体側も、情報探しの手間を大きく減らせる可能性があります。
ポイント
- 1約4,500媒体の情報を横断検索できる
- 2媒体社が自ら最新情報をリアルタイム更新可能
- 3閲覧履歴を可視化し、新たなマッチングを支援
紙の媒体データがデジタルプラットフォームに
「月刊メディア・データ」は、新聞や雑誌、テレビ、Webメディアなど、広告を出稿できる媒体の詳細情報を掲載した冊子です。広告主や広告代理店は、媒体選びの際にこの冊子を参照してきました。しかし、情報収集や比較には時間がかかるという課題がありました。
ビルコムはこの課題を解決するため、蓄積してきた媒体データベースをクラウドサービス化しました。新サービス「メディアデータオンライン」では、キーワードやエリア、読者属性など様々な条件で約4,500媒体を検索・比較できます。共通フォーマットで情報が整理されているため、媒体比較の効率化が期待できます。
媒体社は無料で情報を更新可能
このサービスの特徴は、情報提供者である媒体社も無料で利用できる点です。媒体社は専用画面から自社の媒体情報や広告メニューを直接更新できます。これにより、広告主側は常に最新の情報を入手できるようになります。
さらに、広告主や広告会社がどの媒体ページを閲覧したかという「足あと」を、媒体社側が確認できる機能も備えています。ビルコムの太田滋代表取締役兼CEOは、この機能により新たなビジネスマッチングの機会を創出したいとしています。
料金体系と今後の展開
利用料金は、広告主・広告会社向けが初期費用10万円、月額基本料9,800円(年間契約)からです。媒体社側の情報更新機能は無料で利用できます。ビルコムは初年度に100社の導入を目指しています。
同社は今後も「月刊メディア・データ」と「メディアデータオンライン」を並行して展開し、ハイブリッドな情報提供を続けます。広告業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引するサービスとして成長させたい考えです。
Q&A
Q. メディアデータオンラインとは何ですか?
A. これまで紙の冊子で提供されていた広告媒体の情報を、オンラインで検索・比較できるプラットフォームです。新聞や雑誌、Webメディアなど約4,500媒体のデータを横断的に探せます。
Q. 媒体社にとってのメリットは?
A. 自社媒体の情報を無料でリアルタイムに更新でき、どの広告主が自社ページを見たかを把握できる点です。新規顧客の発掘に役立ちます。
Q. 従来の媒体選びとどう変わりますか?
A. 複数の媒体の資料をバラバラに集めて比較する手間が省けます。条件を指定して一括検索し、共通フォーマットで情報を比較できるため、効率的な媒体選定が可能になります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
50年以上続く「紙のインフラ」がクラウド化した点が象徴的です。媒体社が無料で情報を更新できる仕組みは、データの鮮度を保つ上で効果的ですね。広告担当者の下調べ時間が確実に短縮されそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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