
ERPはそのまま!B2Bの購買体験を革新する新製品「Enterprise Promise & Fulfill™」が登場
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サプライチェーンソリューションを手がけるマンハッタン・アソシエイツ株式会社は、B2B(企業間取引)における購買体験を向上させる新製品「Enterprise Promise & Fulfill™」の国内提供を開始しました。この製品は、既存のERPシステムを置き換えることなく導入でき、B2C取引のような在庫の可視化や正確な納期提示をB2Bの世界でも実現することを目指します。
ポイント
- 1既存のERPシステムを入れ替えることなく、機能を追加導入できる
- 2在庫のリアルタイムな可視化や正確な納期提示など、B2C水準の購買体験をB2Bで実現
- 3発注者自身が配送日時を変更できるなど、柔軟なオーダーコントロールが可能に
マンハッタン・アソシエイツが発表した「Enterprise Promise & Fulfill™」は、これまでB2C(消費者向け取引)で培われてきた、きめ細やかなオーダー管理機能をB2B取引に適用するクラウドネイティブなソリューションです。多くの企業が利用するSAPやOracleなどのERPシステムと連携させることで、既存の基幹システムに影響を与えることなく、オーダー履行プロセスを高度化できます。
日本の多くの企業では、DX推進の中でレガシーなERPシステムが課題となるケースが少なくありません。特にB2B取引においては、システムの制約からオーダー履行プロセスの最適化が進まないという現状がありました。本製品は、こうした課題を解決するために設計されています。
主な機能として、ネットワーク上の全在庫をリアルタイムに把握する「在庫の見える化」や、それに基づいた「正確な納期提示」が挙げられます。これにより、発注側のバイヤーは注文した商品が今どこにあるかを正確に確認でき、確実な納期を把握することが可能になります。さらに、バイヤー自身が状況に応じて配送方法や日時を柔軟に変更できる機能も備えており、より柔軟な購買体験を提供します。
従来のERPが受発注や顧客管理、請求業務などを引き続き担う一方、「Enterprise Promise & Fulfill™」はグローバルな在庫の可視化と引当、最適な拠点からの配送ルート選定、複数オーダーの集約出荷といった、より動的で効率的なオーダー管理を新たに担当します。同社は、これにより顧客の信頼感を高め、企業の売上拡大に貢献するとしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
B2B取引はレガシーなシステムが根強く残る領域ですが、顧客体験の重要性はB2Cと変わりません。既存のERPに手を加えず機能拡張できる点は、多くの企業にとって導入のハードルを下げる魅力的な選択肢となりそうです。



