
カラーミーショップ、手数料ゼロで越境ECが可能に。海外販売代行機能を全ユーザーに開放
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ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」が、海外への商品販売を手軽に始められる新機能の提供を発表しました。2025年7月22日より、全ユーザーが追加料金や販売手数料なしで『海外販売代行機能』を利用できるようになります。
これまで海外販売には、言語の壁や複雑な国際配送、多様な決済手段への対応といった高いハードルがありました。今回の新機能はこれらの課題をまとめて代行するもので、国内のネットショップ運営に集中したまま、新たな海外市場への販路拡大を目指せます。
ポイント
- 1全ユーザーが追加料金・手数料ゼロで海外販売を始められる
- 2言語、決済、国際配送、顧客対応といった煩雑な業務をすべて代行
- 3ショップ運営者は商品を国内の指定倉庫へ送るだけで完結
GMOペパボ株式会社は2025年7月22日、運営するECサイト構築サービス「カラーミーショップ」において、『海外販売代行機能』を標準機能として提供開始したことを明らかにしました。これにより、同サービスの全ユーザーは追加コストを一切負担することなく、越境ECに参入できます。
この背景には、年々拡大を続ける世界の越境EC市場があります。経済産業省の調査では、2030年に市場規模が約8兆USドルに達すると予測される一方、多くの事業者にとって言語や決済、物流の複雑さが参入障壁となっていました。同社はこれまでも有料アプリで海外販売を支援してきましたが、コスト面の課題を解消するため、標準機能としての無料提供に踏み切った形です。
本機能は、ZenGroup株式会社が提供する『ZenLink』のシステムを導入したものです。海外からのアクセスがあると、サイト上に自動で専用バナーが表示され、購入依頼はZenLinkが受け付けます。ショップ運営者は、ZenLinkが代理購入した商品を国内の指定倉庫へ発送するだけ。その後の国際配送用の梱包やインボイス作成、税関手続きはすべて代行されます。
機能面では、世界の人口の約9割をカバーする19言語での表示・顧客対応が可能です。また、クレジットカードから後払いまで150種類以上の決済方法に対応し、多様な国や地域のニーズに応えます。ショップ運営者は、これまで通りの国内向け販売とほぼ変わらない手間で、グローバルな販路を手に入れることができるようになります。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
手数料ゼロで海外販売のハードルをここまで下げる施策は、非常にインパクトがあります。リソースが限られ海外で人気になりそうな商材を販売している事業者にとっては、非常に大きなチャンスとなりそうです。