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日立ソリューションズが「DMARC Manager」を提供開始。なりすましメール対策を可視化
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日立ソリューションズが「DMARC Manager」を提供開始。なりすましメール対策を可視化

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大手メールサービスが求めるセキュリティ要件の強化を受け、企業にとって「なりすましメール対策」は喫緊の課題となっています。しかし、その対策技術である「DMARC」は設定が難しく、国内の導入率は伸び悩んでいるのが実情です。

こうした中、株式会社日立ソリューションズは、なりすましメールの状況を可視化し、DMARCの導入を容易にする新サービス「DMARC Manager」の提供を7月18日より開始すると発表しました。専門知識がなくても、自社ブランドを悪用したメールの実態を把握し、対策を進めることが可能になります。

ポイント

  • 1
    専門知識なしでDMARCを導入・管理できるGUIを提供
  • 2
    自社ドメインを詐称した「なりすましメール」の発生状況を可視化
  • 3
    メール到達率の分析や、企業ロゴ表示によるマーケティング効果向上にも対応

複雑な設定不要で、メールセキュリティを強化

株式会社日立ソリューションズが、独Hornetsecurity社の日本法人と販売代理店契約を締結し、送信ドメイン認証技術「DMARC」の導入支援サービス「DMARC Manager」の提供を開始します。Google社やMicrosoft社などが相次いで送信者要件を強化し、DMARCへの準拠を求める中、多くの企業にとって対応が急務となっています。

しかし、DMARCの導入にはSPFやDKIMといった他の認証技術との連携が必要で、技術的なハードルが高いのが課題でした。総務省の調査によれば、日本のJPドメインにおけるDMARC導入率は約10.2%にとどまっています。

「DMARC Manager」は直感的なインターフェース(GUI)を通じて、複雑な設定作業を簡略化。これまで送信側では把握が難しかった、自社のドメインをかたったなりすましメールの発生状況や、正規メールの到達率などを明確に可視化できます。

これにより、企業は自社のブランドが不正に利用されていないかを確認し、適切な対策を講じることが可能になります。また、正当なメールが受信側で正しく認証されているかを把握し、メールの到達率を高めるための改善にも役立ちます。さらに、受信トレイに企業ロゴを表示させる「BIMI」にも対応しており、メールの信頼性を高め、開封率の向上といったマーケティング効果も期待できるでしょう。

日立ソリューションズは、20年以上にわたるメールインフラ事業で培ったノウハウを活かし、企業の規模を問わず導入支援を行うとしています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

昨今なりすましメールや偽サイトに関する報道も相次ぎ、多くの人が不安を感じているのではないでしょうか。こうしたリスクへの対応は、企業ブランドの信頼を守るうえで、不可欠な取り組みとなりそうです。

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