
資料作成はAIにお任せ?ソフトバンクが企業向けAIサービス「satto workspace」を開発
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ソフトバンクは、企業向けの生成AIサービス「satto workspace」を開発し、2026年春からの提供開始を目指すと発表しました。この新サービスは、チャット形式で要件を入力するだけで、AIが企画書や提案書などのプレゼンテーション資料を自動で生成し、資料作成業務の大幅な効率化を支援します。
ポイント
- 1チャット入力で資料生成
- 2社内データやインターネットから必要な情報を効率的に抽出
- 32026年春に提供開始予定
ソフトバンクの調査によると、社員の7割以上が資料作成に1日1時間以上を費やしており、この業務が多くの時間を占めている実態が浮き彫りになりました。そうした背景から生まれた「satto workspace」は、AIチャットで指示を出すだけで、そのまま業務で利用できるレベルの資料を素早く生成することを目指します。
本サービスは、ユーザーが“考える”作業よりもAIと“対話する”ことに重点を置いています。情報収集から構成、表現までAIが一貫して支援し、情報量が多い複雑なスライド作成や部分的な修正もチャット上で容易に行えるのが特徴です。また、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を搭載することで、社内データやインターネット上の最新情報から必要な情報を効率的に抽出し、あいまいな質問に対しても精度の高い回答を導き出すことで、資料作成における情報検索時間の短縮にも貢献します。
AIが資料の骨格を生成することで、ユーザーはデザインの調整や内容の推敲といった、より本質的な「磨き上げる」作業に集中できるようになります。これにより、日々の業務負担を大幅に軽減し、企業全体の生産性向上に寄与することが期待されています。
引用元:ソフトバンク株式会社

O!Productニュース編集部からのコメント
資料作成は多くのビジネスパーソンが頭を悩ませる業務です。AIがその重労働から解放してくれるならば、私たちはもっと創造的な仕事に時間を使えるはず。2026年春の提供開始が待ち遠しいですね。企業のDXを加速させる一歩となるか、注目です。