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ヘッドウォータース、API不要の業務自動化ソリューション「Agentic RPA」を発表
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ヘッドウォータース、API不要の業務自動化ソリューション「Agentic RPA」を発表

公開日:

AIソリューションを手がけるヘッドウォータースが、AIエージェントが人間のコンピューター操作を代行する「Computer-Using Agentソリューション」を発表しました。これに合わせて、大手企業向けの業務特化型サービス「Agentic RPA」および「Agentic Web」の提供を開始します。

この技術の最大の特徴は、AIが人間のようにPC画面を見て操作する点です。従来の自動化ツール(RPA)では難しかった、APIが提供されていないシステムやSaaSの操作も可能になり、より複雑な業務の自動化が期待されます。

ポイント

  • 1
    AIが人間のようにPC画面を認識し、マウスやキーボード操作を代行
  • 2
    APIがないシステムや複数のウェブサイトを横断した情報収集・入力が可能
  • 3
    製造業や金融業など、業界特有の複雑な調査業務を効率化

ヘッドウォータースは7月16日、AIがコンピューターの画面を視認し、操作を代行する新ソリューションを発表しました。マルチモーダルAI技術を活用することで、AIが画面上の情報をピクセル単位で認識し、人間が行うようなマウス操作やキーボード入力を模倣・実行します。

この技術は、もともと同社が自社の業務効率化のために開発したものです。一部の優秀な人材に業務負荷が集中するという課題に対し、基幹システムへの入力や取引先管理といった、API連携が難しい業務を自動化するために生まれました。自社で効果を実証した「カスタマーゼロ」のアプローチが、今回のサービス提供につながっています。

新サービス「Agentic RPA」「Agentic Web」を活用することで、企業はより高度な業務自動化を実現できます。例えば、複数のサプライヤーのウェブサイトを巡回して価格変動を調査し、その結果を社内システムに入力するといった一連の作業を、AIエージェントが一気通貫で代行します。画面のレイアウト変更にも柔軟に対応できるため、メンテナンスの手間も軽減される見込みです。

製造業ではサプライヤー動向の調査、金融業では経済指標のリアルタイム収集など、これまで人手に頼らざるを得なかった動的で複雑な業務での活用が想定されています。同社は今後、この技術がホワイトカラー業務のあり方を根本から変える可能性があるとし、複雑な業務プロセス全体を自動化する「ハイパーオートメーション」の推進を目指す方針です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

APIが壁となりDXが進まなかったレガシーシステムを持つ企業には、朗報と言えそうです。AIにどこまで操作を任せるか、セキュリティや権限管理の設計が、今後の普及の鍵を握っていると感じます。

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