
日本株の決算・株価・開示を1つのAPIに統合する「ZENITH Code」公開
公開日:
株式会社Crabgrassは、日本株の決算・株価・適時開示データをAPIとMCPで提供する「ZENITH Code」を2026年10月23日に公開しました。決算書の科目や階層を残したデータと、308の標準項目に名寄せしたデータを共通キーで扱えます。株価は終値ベースで毎営業日更新し、データの取得には無料プランから利用できるAPIとMCPを用意しています。法人内の共有や第三者への表示には、プランとデータの種類に応じた利用条件があります。
ポイント
- 1日本株の決算書の構造を保つデータと308標準項目を共通キーで提供
- 2株価は終値ベースで毎営業日更新し、APIとMCPからデータを取得可能
- 3法人共有はBusiness以上で、株価・TDnet原本の第三者表示は全プラン不可
決算データの3つの形と出典
ZENITH Codeは、TDnetの決算短信とEDINETの有価証券報告書を自社で解析します。約4,700通りのXBRLタグを308の標準項目に対応づけながら、会社独自の科目や階層、並び順を残したデータも提供します。
| データの形 | 内容 | 想定する用途 |
|---|---|---|
| 決算書のまま(フル版) | 全科目、最大6段の階層、並び順、会社独自の科目 | M&A・企業調査など1社を深く分析 |
| 標準 | 名寄せした主な項目を共通の名称で提供 | 企業間の比較・スクリーニング |
| Short版 | 標準と同じ値から主要な数項目を抜粋 | 軽量なアプリやAIでの利用 |
3つの形は標準キーの「master_key」でつながり、比較した数値から元の決算書の科目をたどれます。308項目は名寄せの定義数で、すべての企業・期間に全項目の値があることを意味しません。
出典には原本PDFなどへのリンクを付けます。同社が40社・2,936行を点検した結果では、財務の行の99.9%に出典が付いていました。これは出典の付与率で、データの正確性を99.9%保証する数値ではありません。
株価・適時開示も1つの契約で
2010年からの株価日足と、PER・PBRなどの評価指標、TDnetの適時開示や原本PDFを同じAPIキーで取得できます。株価は終値ベースで毎営業日更新するもので、リアルタイム配信ではありません。対象は2026年10月23日時点で4,568銘柄(上場株4,014、ETF491、REIT63)です。
複数の従業員がデータを共有する利用や、自社サービスで第三者に表示する利用はBusiness以上のプランが対象ですが、株価とTDnetの書類そのものなど取引所データは、どのプランでも会員本人の利用に限り、第三者へ表示できません。データの種類ごとに利用条件を確認する必要があります。許諾されるデータの表示にも出典表記などの条件があります。データそのものの再配布には、事前の書面承諾やEnterpriseでの別途契約が必要です。
AIエージェントとの連携
MCPに対応したAIから、72のツールを通じて財務・株価・開示データを調べられます。ClaudeやChatGPTではコネクタの登録とログイン・承認、開発ツールではサーバーURLとAPIキーの設定などが必要です。利用するAIやツールに応じて公式手順を確認します。
MCPは全プランで利用でき、ツールはすべて読み取り専用です。利用量はAPI呼び出しと同じ単位の「トークン」で計算されます。このトークンは取得処理に応じたサービスの利用単位であり、AIモデルが生成する文章のトークン数とは異なります。
料金プランとリリース記念価格
通常料金と利用上限は次のとおりです。月額は税抜です。
| プラン | 通常月額 | 月間トークン | 毎分の呼び出し上限・キー数 |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 5,000 | 10回・1本 |
| Pro | 6,980円 | 10万 | 60回・3本 |
| Business | 39,800円 | 100万 | 300回・10本 |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別設定 | 個別設定 |
Freeは評価用、Proは本人による個人の分析・開発、Businessは法人分析・組織内共有や条件を満たす自社サービスでの表示を想定しています。株価・TDnet原本の第三者表示制限はBusiness・Enterpriseにも適用されます。
2026年10月31日23時59分(日本時間)までの新規申し込みには、契約継続中の記念価格としてPro月額5,980円、Business月額36,800円(いずれも税抜)を適用します。申し込み後のプラン変更、解約後の再契約、追加トークンの購入は割引の対象外です。
多くの呼び出しは1トークン、全科目の決算書や株価時系列などは10、全銘柄の一覧・一括取得は100トークンです。エラーは消費に含めません。月間枠は毎月1日9時(日本時間)にリセットし、上限超過分の後払い請求はありません。不足時は追加トークンを事前購入できます。
ダッシュボードではリクエスト数、残りトークン、利用中のプランやAPIキーなどを確認できます。
出典: 株式会社Crabgrass。ZENITH Codeの利用状況ダッシュボード例。画面内の数値は発表資料に掲載された例です。
Q&A
Q. ZENITH Codeとは何ですか?
A. 日本株の決算・株価・適時開示をAPIとMCPで提供する金融データサービスです。決算書の構造を保ったデータと名寄せした値を共通キーで扱えます。
Q. Businessプランなら株価を自社サービスへ表示できますか?
A. 株価とTDnetの書類そのものなど取引所データは、全プランで会員本人の利用に限られます。第三者への表示はできず、データ別に条件確認が必要です。
Q. MCPの利用料はAIモデルの出力文字数で決まりますか?
A. APIと同じサービス独自のトークン単位で数えます。多くは1回1トークンですが、重い取得は10、一括取得は100など処理により異なります。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
元の決算書と標準化した値を同じキーでたどれるのは便利ですね。企業間で数字を比較した後、個別の科目まで確認したい調査担当者にも使いやすそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

