
大成建設、AI議事録「Rimo Voice」を122部署に導入。作成時間66%削減と法令対応を実現
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大成建設株式会社は、AI議事録サービス「Rimo Voice」を建築本部の122部署で本格導入しました。月間700件以上の会議で活用され、議事録作成時間を約66%削減しています。建設業法で義務付けられた打合せ記録の10年保管にも自動で対応し、現場業務の効率化とコンプライアンス強化を両立させました。
ポイント
- 1議事録作成時間が3時間から1時間以内に短縮され、現場担当者の負担を大幅に軽減
- 2各現場のExcel・Word書式に自動出力する機能が、100部門以上への定着を後押し
- 3生成された議事録は社内システムに自動格納され、情報管理と法令遵守を支援
現場の書式に自動対応する機能が導入の鍵
大成建設では、施工現場の定例会議や分科会など、多岐にわたる会議の議事録作成に従来、1件あたり約3時間を要していました。現場担当者の大きな負担となっていたこの業務を効率化するため、同社はAI議事録サービス「Rimo Voice」の導入を進めました。
導入成功のカギとなったのは、「カスタムダウンロード機能」です。建設現場では案件ごとに議事録の書式が異なり、指定されたExcelやWordのフォーマットで提出する必要があります。この機能を使うと、各現場のテンプレートをアップロードするだけで、AIが会話内容をその形式に自動で出力します。担当者は出力されたファイルをそのまま提出できるため、書式への転記作業が完全になくなりました。
月間700件超で活用、社内システムと連携
2026年3月時点で、建築本部の122部署で月間700件以上の会議に「Rimo Voice」が活用されています。これにより、議事録作成時間は約3時間から1時間以内に短縮され、約66%の時間削減を実現しました。現場担当者は本来の施工管理業務に集中できる環境が整いつつあります。
また、Rimoと大成建設の社内システムを連携させることで、作成された議事録データを自動的に社内システムに格納する仕組みも構築しました。これにより、情報の散逸を防ぎ、建設業法で定められた打合せ記録の10年保管義務への対応も自動化しています。
関係者のコメントと今後の展望
大成建設 建築本部プロジェクト・マネジメント部 電力施設計画室課長の川瀬豪氏は、「Rimoは直感的な操作で、少ない手数で議事録のアウトプットを得られる点が特長であり、多忙な建設現場の業務環境にも非常に適しています」と評価しています。
Rimo合同会社は、今回の実績をもとに、過去の議事録から類似案件の合意事項を検索できるナレッジ検索や、議事録からタスクを自動割り振りする機能など、さらなる生産性向上ソリューションの開発に取り組む方針です。
Q&A
Q. Rimo Voiceの「カスタムダウンロード機能」とは何ですか?
A. 会社が普段使っているExcelやWordの議事録テンプレートに、会話の内容を自動で当てはめて出力してくれる機能です。
Q. これまでの議事録作成と、どこが一番違いますか?
A. 音声を文字に起こした後、自社の書式に手作業で書き写す必要がなくなった点です。AIが最初から完成形のファイルを作ってくれます。
Q. 情報セキュリティは大丈夫ですか?
A. サービスの運営元であるRimo合同会社は、国際的な情報セキュリティ規格(ISO27001/27017)の認証を取得しています。データは国内に保管され、AIの学習に使われることはありません。
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O!Productニュース編集部からのコメント
各現場のバラバラな書式に自動対応する機能が、これだけの規模で定着した理由ですね。建設現場のような定型書類が多い業界では、この「最初から完成形」が現場のハードルを大きく下げたのでしょう。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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