
煩雑なJ-SOX対応をDX、内部統制管理クラウド『conkan』が登場
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ミチビク株式会社は、内部統制(J-SOX)の管理を効率化するクラウドサービス『conkan(コンカン)』の提供を開始したと発表しました。2008年の制度開始以来、アップデートされてこなかったアナログな管理体制の課題解決を目指すサービスとして、上場企業やIPO準備企業からの注目が集まりそうです。
ポイント
- 12008年から続くJ-SOX管理の「アナログ・属人化」といった課題に対応
- 2内部統制に関わる手続きやコミュニケーションをクラウドで一元管理し、工数を削減
- 3公認会計士の知見を基に開発され、本質的なリスク把握までを支援
制度改訂で増す負担、J-SOX管理の課題解決へ
ミチビク株式会社が、内部統制(J-SOX)の管理に特化したクラウドサービス『conkan』の提供を開始しました。J-SOXは2008年4月に適用が始まって以来、その管理手法が大きく変わることなく、多くの企業で課題が山積していました。
同社によれば、プロセス担当者との膨大なやりとりやアナログな資料管理、業務の属人化、部署ごとに異なるツールでのコミュニケーションなどが常態化。さらに、2024年4月の内部統制報告制度の改訂により、実務担当者の負担は今後さらに大きくなることが予想されています。
クラウドで実現する「圧倒的な効率化」
『conkan』は、こうした内部統制に関わる煩雑な手続きをデジタル化し、クラウド上で一元管理することを可能にします。コミュニケーションを集約してツールやデータの分散を防ぎ、システムによる統一されたマスタ管理を行うことで、業務の属人化を解消。これにより、内部統制にかかる工数を大幅に削減できるとしています。
このサービスは、単なる業務効率化に留まりません。公認会計士の知見を基に開発されており、法令遵守や不正防止といったリスク低減はもちろん、その先の「本質的なリスク把握」や「先回りしたリスク排除」につなげる機能も提供。企業の持続的な成長基盤の構築を支援する考えです。
ミチビク社はこれまでも、重要会議DXプラットフォーム『michibiku』などを通じて、企業のガバナンス領域のアップデートを推進してきました。『conkan』の提供により、DXの空白地帯であった内部統制分野の変革をさらに加速させていく構えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
DX化が遅れがちなコーポレートガバナンス領域に特化したサービスは興味深いですね。制度改訂という外的要因も追い風となり、これまでエクセルなどで何とか対応してきた企業の導入検討が進むかもしれません。




