
NSK、スピンドル全体を解析する「MT-Click!Speedy Premium」を提供開始
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日本精工株式会社(NSK)は10月7日、工作機械メーカー向け「MT-Click!Speedy Premium」の提供開始を発表しました。2026年9月から契約企業向けに有償で提供しており、スピンドル全体の詳細解析とレポート出力に対応します。NSKへの問い合わせや個別検討が必要だった解析を、顧客自身が必要なタイミングで実施するためのWebアプリです。あわせて、軸受の検査成績データを自社システムへ連携する「NSK Verify API」を11月に無償で提供する予定も示しました。
ポイント
- 1契約企業向けの有償Webアプリで、スピンドル全体の詳細解析を9月から提供
- 2一般公開版との違いは、詳細な条件設定、スピンドル全体の解析、詳細レポート
- 3軸受データを自社システムへ取り込むNSK Verify APIは11月開始予定
スピンドル全体を解析するPremiumを9月から提供
「MT-Click!Speedy Premium」は、工作機械のスピンドル設計と軸受解析を行うWebアプリケーションです。スピンドルは、工具や加工する材料を高速回転させる主軸を指します。NSKは契約企業へ有償で、2026年9月から提供しています。
従来の一般公開版との違いは次のとおりです。
| 項目 | 一般公開版MT-Click!Speedy | MT-Click!Speedy Premium |
|---|---|---|
| 提供形態・料金 | 一般公開・無償 | 契約企業向け・有償 |
| 条件設定 | 組み込み条件や運転条件などの簡易設定 | スピンドル仕様を含む詳細設定 |
| 解析対象 | 軸受単体 | スピンドル全体と軸受単体 |
| 自動出力 | 簡易レポート | スピンドル仕様を含む詳細レポート |
NSKへの問い合わせや個別検討が必要だった高度な解析を、顧客自身が必要なタイミングで実施するためのサービスです。スピンドルの最適設計に必要な部品の検討を社内で進められます。
NSK Verify APIは11月開始予定、自社システムへ連携
軸受情報管理サービス「NSK Verify API」は、2026年11月に契約企業向けへ無償で提供を開始する予定です。顧客が開発したソフトウェアへ組み込み、NSK Verifyアプリと同等の検査成績データを自社システム上で取得する仕組みです。
従来のアプリとの違いは次のとおりです。
| 項目 | 一般公開版NSK Verify | NSK Verify API(開始予定) |
|---|---|---|
| 提供形態 | 一般公開のスマートフォンアプリ | 契約企業向けのAPI |
| 料金 | 無償 | 無償 |
| データの取り込み | 製品の2次元コードを撮影し、1点ずつメールでデータを送付 | ハンドスキャナーなどで2次元コードを読み取り、自社ソフトウェアへ取り込み |
| 1点あたりの取り込み時間(NSKの提示例) | 約60秒 | 約10秒 |
NSKは、在庫管理や軸受の使用履歴管理にデータを活用する方法を示しています。取り込み時間は同社が示した比較例で、今回のAPIの提供開始は11月を予定しています。
出典: 日本精工株式会社。2026年11月開始予定のNSK Verify APIのシステム構成。
入力は日英、詳細レポートは6言語に対応
MT-Click!Speedy Premiumの入力は日本語と英語に対応します。出力レポートは、日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・ドイツ語の6言語に対応しています。
詳細な組み込み条件、運転条件、スピンドル仕様を設定し、解析結果をレポートとして確認します。NSKは、スピンドルの高剛性化など新しい性能要求が出た際にも、顧客側で解析を進める用途を挙げています。
JIMTOF2026で2サービスを紹介
NSKは2サービスを、2026年10月26日から31日まで東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)に出展する予定です。展示の対象には、9月から提供中のMT-Click!Speedy Premiumと、11月開始予定のNSK Verify APIが含まれます。
Q&A
Q. MT-Click!Speedy Premiumとは何ですか?
A. 工作機械のスピンドル全体と軸受単体を詳細に解析するWebアプリです。契約企業向けに有償で提供し、顧客が自社内で設計検討を進められます。
Q. 2つの新サービスは、いつから利用できますか?
A. MT-Click!Speedy Premiumは2026年9月から提供中です。NSK Verify APIは2026年11月に開始予定で、両方とも契約企業向けです。
Q. NSK Verify APIは何を連携する仕組みですか?
A. NSK製の軸受の検査成績データを、顧客が開発したソフトウェアへ取り込むAPIです。2次元コードを読み取るハンドスキャナーなどと連携します。
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O!Productニュース編集部からのコメント
スピンドル全体の解析を必要なタイミングで社内から実行できる構成です。個別の問い合わせを挟んでいた設計担当者は、解析と部品検討の進め方を見直しやすそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

