
kintoneで原価管理を仕組み化、日本エンジニアリングが工期30%短縮と4,000万円削減
公開日:
サイボウズ株式会社は、日本エンジニアリング株式会社が「kintone」を活用して原価管理システムを構築し、工事納期30%短縮・年間4,000万円の原価削減・年間5,000時間の残業削減を実現したと発表しました。建設業界では収支の「どんぶり勘定」が課題となるなか、日本エンジニアリングも表計算ソフトでの管理に限界を感じ、業務負荷の増大や離職に悩まされていました。そこで、自社の業務フローに合わせたシステムを構築できるkintoneを選択し、約3か月で発注申請から会計まで一気通貫の原価管理を仕組み化。これにより、工事原価の適正化と作業時間の大幅な削減を達成しています。
ポイント
- 1日本エンジニアリングがkintoneで原価管理システムを構築し工事納期30%短縮
- 2発注申請から会計まで一気通貫で処理し過発注防止と仕訳作業を削減
- 3年間4,000万円の原価削減と5,000時間の残業削減を達成した
原価管理の課題と背景
建設業界では、工事ごとの収支を正確に把握することが難しく、完工後に赤字が判明する「どんぶり勘定」が長年の課題でした。日本エンジニアリングでも同様の問題を抱え、表計算ソフトによる収支管理を実施していました。しかし、バージョン管理の煩雑さから手戻りが頻発し、担当者の残業が常態化。疲弊による離職も発生し、正確な原価管理の仕組みづくりが急務となっていました。
kintone選定とシステム構築
同社は当初、建設業向けのパッケージ型基幹システムを検討しましたが、既存の業務フローをシステムに合わせる難しさに直面。「自社の業務に合ったシステムが必要」と考え、会計システムとの連携や権限設定が可能なkintoneを採用しました。構築は建設業務に詳しいペパコミ株式会社の伴走支援を受け、約3か月という短期間で完了。発注申請から会計まで一貫した原価管理システムが完成しました。
原価管理の仕組みと改善点
システムの中核となるのは「工事台帳アプリ」です。見積書に基づいて発注申請を行い、承認された内容だけが工事台帳の実行予算原価として自動反映されます。これにより、担当者による数値の上書きや根拠のない変更が抑えられ、手戻りが大幅に減少しました。また、請求書受領時には台帳情報との照合で過発注を早期に検知し、会計ソフトとの連携によって仕訳作業の手間も削減されています。
導入効果と経営への影響
kintoneによる原価管理の仕組み化により、工事納期は30%短縮、工事原価は年間4,000万円削減されました。さらに残業時間も年間5,000時間削減され、働き方改革にも寄与しています。予算の流れが「見える化」されたことで、現場にも経営意識が芽生え、組織全体の透明性が向上しました。代表取締役社長の能重裕介氏は「現場の困りごとを経営側が早く把握でき、無理の偏りやトラブルが減り、現場の納得感にもつながっている」と述べています。
Q&A
Q. kintoneとは何ですか?
A. kintoneは、プログラミングの知識がなくても自社の業務に合ったアプリを作成できるクラウドサービスです。データベースやワークフロー機能を備え、様々な業務に活用されています。
Q. 原価管理システムはどのような仕組みですか?
A. 発注申請が承認されると工事台帳に自動反映され、会計ソフトと連携して仕訳まで一貫処理します。手戻りや過発注を防ぎ、正確な原価管理を実現しています。
Q. 導入による具体的な効果はどの程度ですか?
A. 工事納期が30%短縮され、年間4,000万円の原価削減と5,000時間の残業削減を達成しました。コスト管理と働き方改革の両面で成果が出ています。
関連リンク
- https://kintone-sol.cybozu.co.jp/cases/neg.html
- https://kintone.cybozu.co.jp/
- https://cybozu.co.jp/logotypes/trademark/

O!Productニュース編集部からのコメント
kintoneで原価管理を仕組み化して納期30%短縮とは、現場の負担がかなり減りそうですね。自社の業務に合わせて3か月で構築できるのも導入ハードルが低そうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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