
日本出版販売、文具雑貨物流で出荷能力3倍 セイノー情報サービス「SLIMS」導入
公開日:
株式会社セイノー情報サービスは5月28日、日本出版販売株式会社が新物流拠点「N-PORT新座」において、同社の倉庫管理システム「SLIMS」とロボット管理システム「RMS」を導入し、自動倉庫「ラピュタASRS」と連携した物流共通基盤を構築したと発表しました。日本出版販売では文具・雑貨など非出版商材の取扱いが急増しており、多品種小ロットの出荷や紙伝票運用、拠点ごとに異なるシステムなどの課題を抱えていました。今回の刷新により、出荷明細の処理能力が従来の約3倍に向上し、自動倉庫エリアでの棚卸誤差ゼロを達成しています。また、将来的な3PL事業の拡大も見据え、拠点追加や業務変更に柔軟に対応できる基盤が整いました。
ポイント
- 1日本出版販売が新物流拠点「N-PORT新座」に自動倉庫連携の共通基盤を構築
- 2出荷明細処理能力が従来比約3倍の1時間300行に向上
- 3棚卸誤差率ゼロを達成し、属人化を排除した持続可能な物流基盤を確立
文具・雑貨物流における4つの課題
日本出版販売では、文具や雑貨など非出版商材の取り扱いが拡大する中で、多品種・小ロット出荷による現場負荷の増加、拠点ごとに異なるシステムや運用の非効率、紙伝票運用による確認・修正作業の発生、属人化した業務による人材確保への懸念といった4つの課題が顕在化していました。
SLIMSとラピュタASRSが融合した自動化の仕組み
セイノー情報サービスの「SLIMS」は、出版物と非出版物が混在する物流への柔軟な対応力や拠点横断のデータ一元管理が評価され、今回採用されました。さらにロボット管理システム「RMS」を介してラピュタASRSと連携し、91台のロボットが出荷指示に応じて商品を作業者のいる位置まで自動搬送します。作業者は定位置でピッキングを行うだけで、モニターへの画像表示やビンの発光、誤ピッキング時の警告でミスも未然に防ぎます。
出荷能力3倍と棚卸誤差ゼロの確かな効果
新基盤の稼働により、作業者が棚を歩き回る必要がなくなり、1人1時間あたりの出荷明細処理行数は従来の90行から300行へと約3倍に向上しました。月間70万行の大量データも安定して処理できます。またヒューマンエラーが抑制された結果、ASRS管理エリア内の棚卸誤差率はゼロを達成し、品質の安定化につながっています。
3PL拡大と持続可能な物流を支える拡張性
今回の基盤はクラウド上で入出荷データをリアルタイムに管理し、拠点の追加や業務変更にも柔軟に対応できる設計です。日本出版販売はこの共通基盤を足がかりに、他社商品の3PLサービス拡大や、主力である出版書籍物流へのSLIMS展開も視野に入れており、持続可能な物流体制の構築を進めています。
Q&A
Q. SLIMSとは何ですか?
A. 倉庫管理システム(WMS)で、出版物と非出版物が混在する物流現場に柔軟に対応できる点が特徴です。
Q. 今回のシステムで、現場作業はどう変わりましたか?
A. ロボットが商品を作業者の元へ自動搬送するため、作業者が棚を歩き回る必要がなくなりました。
Q. このシステムは誰向けに設計されていますか?
A. 文具や雑貨など多品種・小ロットの商品を扱う物流現場向けで、属人化した業務をシステム化したい企業に適しています。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
ロボットが商品を運んでくるので、歩き回らずにピッキングできるのは地味に大きいですね。出荷処理が3倍に増えても現場に負荷がかからない仕組みは、物流担当者に刺さりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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