
東京ガス、TISの経費精算システム「Spendia」を導入し会計基盤を刷新
公開日:
TIS株式会社は、東京ガス株式会社がクラウド型経費精算システム「Spendia」を導入し、会計基盤のクラウド化を推進したことを発表しました。東京ガスは会計基幹システムを「SAP S/4HANA® Cloud」へ移行する中で、独自の経理申請業務にも対応可能なSaaSとして「Spendia」を選定しました。グループ横断的な導入により、業務効率化とシェアードサービス化を見込んでいます。
ポイント
- 120年以上利用した旧システムを刷新、クラウド型経費精算システム「Spendia」を導入
- 2「Spendia」は経費精算だけでなく、独自の「収入予定報告」なども標準機能として対応
- 3スマホ申請の実現や問い合わせ減少など、業務効率化の効果を確認
TIS株式会社は、東京ガス株式会社が経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia」を導入したことを発表しました。これは、東京ガスが2002年から利用してきたオンプレミス経理システムの保守切れを機に計画した、会計基盤の全面刷新プロジェクトの一環です。
東京ガスは、会計システムを「SAP S/4HANA® Cloud」へ移行するとともに、経理申請業務をSaaS化する「SaaSファースト」に取り組みました。選定にあたっては、経費精算だけでなく、ガス・電気以外の事業から生じる「収入予定報告」や組織間の費用調整である「振替報告」など、多様な経理申請業務を一つのプラットフォームでカバーできることが要件でした。TISの「Spendia」は、これらの東京ガス独自の業務を標準機能として開発・実装できた点や、長年の取引実績に基づく信頼関係が評価され、選定されました。
導入プロジェクトは、「SAP S/4HANA® Cloud」への移行と並行して約2年間かけて実施されました。開発は「Fit to Standard」を基本とし、「Spendia」の標準機能への適合を優先しました。不足機能は標準機能として開発し、他社での需要が見込めないものに限りアドオンで対応する方針が取られました。TISは、頻繁な「Spendia」のバージョンアップが他システム連携に影響を与えないよう、緻密なプロジェクト管理を遂行しました。
2025年4月のクラウド移行完了後、「Spendia」の導入により幾つかの効果が確認されています。従来はスクラッチ開発が必要だった機能が標準セットアップで実現され、基盤構成がスリム化しました。また、運用開始半年でヘルプデスクへの操作方法問い合わせが大きく減少し、UIの使いやすさが評価されています。さらに、スマートフォンアプリから移動中でも申請や承認が可能となり、領収書のAI-OCR読み取りなど業務の自由度が拡大しました。
今後は、東京ガスネットワーク株式会社を皮切りに、グループ十数社への「Spendia」導入も検討されています。経理申請業務が「Spendia」で統一されることで、グループ全体の会計業務を集約するシェアードサービス化の実現が期待されています。
Q&A
Q. TISの「Spendia」とはどのようなシステムですか?
A. TISが提供する、経費精算を中心に債権債務計上や各種申請もワンプラットフォームで完結するクラウド型の経費精算システムです。
Q. 東京ガスが「Spendia」を選定した理由は何ですか?
A. 経費精算に加え、同社独自の「収入予定報告」や「振替報告」といった経理申請業務を標準機能として対応できた点が大きな理由です。
Q. 「Spendia」導入でどのような効果がありましたか?
A. 会計基盤のスリム化、スマホ申請の実現、社内問い合わせ件数の減少など、業務効率化の効果が確認されています。
関連リンク
- https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_181.html
- https://www.tis.jp/service_solution/spendia/
- https://www.tis.jp/service_solution/actionarise/
- https://www.tokyo-gas.co.jp/
- https://www.tis.co.jp/

O!Productニュース編集部からのコメント
大企業の複雑な独自業務をSaaSの標準機能として取り込み、大規模刷新を成功させた事例です。クラウド化が単なるシステム移行ではなく、業務そのものの変革につながる好例と言えるでしょう。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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