
曖昧な要望でも最適な取引先を探せる時代へ、ウフルが生成AI活用の導入支援を提供
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「車の部品に使える、環境に優しいメッキ技術を持つ関西の中小企業」。このような、ふんわりとした要望からでも最適なビジネスパートナーを探し出せる時代が来るかもしれません。
株式会社ウフルは、生成AIとSalesforceを連携させ、企業間のビジネスマッチングを高度化する新しい導入支援サービスの提供を開始したと発表しました。これにより、これまで担当者の経験や勘に頼りがちだった取引先探しが、データに基づいて効率的に行えるようになります。
ポイント
- 1「良い感じの会社」といった曖昧な要望で高精度な検索が可能に
- 2なぜその企業が最適か、AIが推薦理由を文章で自動生成
- 3社内外に散らばる企業情報を一元管理し、マッチングの信頼性を向上
属人化していた取引先探しをAIが支援
株式会社ウフルが、AIを活用した企業間マッチングプラットフォームの導入支援サービスを開始しました。このサービスは、商社や金融機関、M&Aアドバイザーといった、企業と企業をつなぐ役割を担う業界を主な対象としています。
これまで、多くの企業では取引先候補の情報がExcelファイルや複数のデータベースに分散しており、管理が煩雑でした。また、従来のキーワード検索では、複雑な条件や言葉のニュアンスを汲み取ることが難しく、有望なパートナーを見逃してしまうという課題がありました。
今回のプラットフォームは、こうした課題を解決するために開発されました。ユーザーが「環境負荷の低いメッキ技術をもった関西の中小企業」といった自然な文章で検索すると、生成AIがその意図を解釈。企業の公式サイトや蓄積されたデータの中から、最適な候補を高い精度で探し出します。
さらに、AIが「なぜこの企業が推薦されるのか」という具体的な理由を文章で自動生成する機能も特徴です。これにより、担当者は納得感を持って候補を検討でき、判断にかかる時間を大幅に短縮できます。社内外に散らばる多様なデータをSalesforce上で一元管理することで、情報の正確性と信頼性も担保します。
ウフルは今後、この技術を「企業と企業」のマッチングだけでなく、人材派遣や転職支援といった「人と企業」の領域にも展開していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
BtoBの取引先探しをAIが推薦してくれるこのサービスは、事業承継やM&Aといった専門性の高い領域だけでなく、日常の営業活動でも新たな出会いを生み出す起爆剤になるかもしれませんね。