
フェアテック、営業資料作成を3分に短縮する「コンサルティング営業AIエージェント」β版を発表
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金融やIT業界などで求められる、顧客の課題を解決する「コンサルティング営業」。しかし、その準備には膨大な時間がかかり、多くの営業担当者にとって大きな負担となっています。この課題に対し、フェアテック株式会社が、AIを活用して営業活動を支援する新サービスのβ版を発表しました。
この「コンサルティング営業AIエージェント」は、これまで8時間以上かかっていたとされる営業資料の作成を、わずか3分程度で完了させることができるとしています。人手不足やスキルの属人化に悩む営業現場の変革につながるか、注目が集まります。
ポイント
- 18時間以上かかる資料作成を、約3分に短縮
- 2顧客名とテーマ入力だけで、提案書やトークスクリプトを自動生成
- 3属人化しがちなコンサル営業の「型」をAIで提供
フェアテック株式会社が、無形商材向けの「コンサルティング営業AIエージェント」のβ版提供を開始しました。金融、IT、人材、商社といった業界では、顧客ごとの課題に合わせた提案が不可欠ですが、そのための情報収集や資料作成が営業担当者の大きな負担となっていました。
このサービスは、ユーザーが自社の営業資料をアップロードし、提案したい顧客名とテーマを入力するだけで、AIが顧客の状況を分析。同社が持つコンサルティングのノウハウを基に、クロスSWOT分析を用いて顧客課題を整理し、最適な営業シナリオや提案書のドラフト、商談用のトークスクリプトまでを自動で生成する仕組みです。
これにより、経験の浅い担当者でも、ベテランのような質の高い提案準備を短時間で行えるようになります。同社によれば、商談の成約率向上やクロスセル・アップセルの増加が見込めるだけでなく、営業担当者がコンサルティング営業の「正しい型」を学ぶことで、中長期的な人材育成にも貢献するとしています。
サービスのβ版は2025年9月から提供が開始され、デモを体験した企業の中から3社限定で無料トライアルが提供される予定です。同年12月にはSaaSサービスとして正式なリリースが計画されています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
営業の属人化は長年の課題でしたが、AIが「型」を提供することで新人でも即戦力化できる可能性があります。提案準備の効率化が進んだことで、営業担当者は資料作成に追われるのではなく、より本質的な「提案力」を磨く時間を確保できるようになりそうです。