
顧客の関心に合わせてAIが自動で営業メール作成、マツリカの新機能「Fumi」がリリース
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営業DXプラットフォームなどを手掛ける株式会社マツリカは、同社のマーケティング・営業AIエージェント「DealAgent(ディールエージェント)」の新機能として、AIが個別の顧客に合わせた営業メールを自動で作成する「Fumi(フミ)」の提供を開始しました。
この機能は、見込み顧客の行動データやAIとの対話内容を分析し、一人ひとりの関心事に沿ったメール文面を自動で生成するものです。画一的な一斉配信メールとは一線を画し、営業活動の効率化と質の向上を両立させることを目指します。
ポイント
- 1顧客の行動履歴やAIとの対話から関心事を分析
- 2AIが一人ひとりに最適化された営業メールを自動生成
- 3メール作成時間を削減し、営業の量と質を向上
AIが顧客データを読み解き、メール作成を自動化
株式会社マツリカが2025年7月23日に発表した「Fumi」は、同社のAIエージェント「DealAgent」を通じて収集したデータを活用します。具体的には、見込み顧客がWebサイトで閲覧した資料やページ、AIチャットでの質問といった行動履歴をAIが分析。それぞれの顧客が抱える課題や関心事を把握し、最適なメール文面を自動で生成する仕組みです。
生成されたメールはそのまま送信できるほか、営業担当者がプロンプトを使って内容をさらにカスタマイズすることも可能です。これにより、メール作成にかかる時間を大幅に短縮し、営業担当者はより戦略的な活動に時間を使えるようになります。
営業品質の底上げと返信率向上へ
この機能の導入により、担当者のスキルや経験に関わらず、質の高いパーソナライズメールを誰もが簡単に作成できるようになります。マツリカは、これにより組織全体の営業力の底上げと、顧客体験の均質化が実現できるとしています。
同社が引用した調査データによると、パーソナライズされたメールは一般的なテンプレートメールに比べて返信率が32.7%向上するとのこと。顧客の興味に直接響くアプローチで、エンゲージメントの改善が期待されます。
「Fumi」は、2025年4月から提供されているマーケティング・営業専門のAIエージェント「DealAgent」の新機能として追加されます。「DealAgent」は、顧客の情報収集や検討プロセスをAIが自律的にアシストするサービスです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
一斉送信のメールでは刺さらない時代に、個別最適化された提案をどう作るかは重要なテーマです。「Fumi」は、営業担当者のスキルに依存せず、誰でも成果が出やすいアプローチができる点が大きな魅力ですね。