HQが新福利厚生サービス「トクトクHQ」正式リリース、Amazon連携とAIで利用率を改善
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HQが新福利厚生サービス「トクトクHQ」正式リリース、Amazon連携とAIで利用率を改善

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福利厚生サービスを手がける株式会社HQが、新しいクーポン型福利厚生「トクトクHQ」を2025年7月31日に正式リリースすると発表しました。多くの企業で導入されているクーポン型福利厚生ですが、利用できる店舗が都心に偏りがちで、地方の従業員が恩恵を受けにくいという課題がありました。

新サービスは、Amazonビジネスとの連携やAIによるレコメンド機能を搭載し、「どこでも誰でも使いやすい」体験を目指しています。従業員の利用率の低さや不公平感といった、従来の福利厚生が抱える問題に一石を投じるサービスとなりそうです。

ポイント

  • 1
    利用可能店舗の地域差をなくし、全国どこでも割引が受けられるように。
  • 2
    膨大なクーポンから探す手間を省き、一人ひとりに最適な特典を提案。
  • 3
    月額180円から利用可能で、コストを抑えつつ質の高いサービスを提供。

9割が使わない?福利厚生の「形骸化」にメス

株式会社HQは、クーポン型福利厚生を導入している企業の従業員の約90%が月に一度も利用せず、約62%が給与など別の形での還元を望んでいるという調査結果を公表しました。この背景には、「使える店が近くにない」「メニューが多すぎて探せない」といった、利用者目線での課題が存在します。特に地方在住の従業員にとっては、福利厚生が使えない「絵に描いた餅」になりがちでした。

「探す手間」と「地域格差」をテクノロジーで解決

今回発表された「トクトクHQ」は、こうした課題を解決するための機能を備えています。最大の特徴は、Amazonビジネスとの連携です。これにより、Amazonビジネスで対象商品を割引価格で購入でき、物理的な店舗の立地に左右されることなく、全国の従業員が公平にサービスを利用できます。

また、AIが利用者の属性や行動履歴を学習し、最適なクーポンを自動で提案するレコメンド機能も搭載。忙しい従業員でも「クーポンを探す」という手間なく、自分に合った特典を見つけやすくなります。

月額180円で福利厚生をアップデート

「トクトクHQ」の利用料金は、初期費用無料で1人あたり月額180円(税別)からと、業界でも最安水準に設定されています。フィットネスジムや映画館の割引といった従来の人気メニューも網羅しており、既存のサービスからの乗り換えを検討する企業にとっても魅力的な選択肢となりそうです。すでに株式会社NTTデータ・ウィズが先行導入を決めており、今後の広がりが注目されます。

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

クーポン型の福利厚生で、実に9割の従業員が月に一度も使っていないというのは驚きです。ただ、Amazonビジネスで対象商品を購入できるようになれば、日常の延長で使える機会も増え、利用率は改善しそうですね。

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