
ZAICO、発注と実在庫を繋ぐ新サービス「zaico発注管理」を提供開始
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クラウド在庫管理システムを手がける株式会社ZAICOは、発注業務の効率化を支援する新サービス「zaico発注管理」の提供を開始しました。同社のクラウド在庫管理システムと連携し、アナログ作業に依存しがちな発注から在庫管理までのプロセスをシームレスに繋ぐことで、サプライチェーン全体の生産性向上を目指します。
ポイント
- 1発注情報を一元管理し、Excelテンプレートで自社仕様の発注書を簡単作成
- 2クラウド在庫管理「zaico」とデータ連動し、実在庫の状況を自動で反映
- 3サプライチェーン全体の効率化を目指す「ZSCM構想」の第二弾となるサービス
発注業務のボトルネックを解消へ
株式会社ZAICOが、クラウド在庫管理システム「zaico」の新たな拡張サービスとして「zaico発注管理」の提供を開始しました。多くの企業でアナログな管理が残り、サプライチェーンのボトルネックとなっていた発注業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。
このサービスを使えば、仕入先や商品、数量といった発注情報を一元的に管理できます。また、Excel形式のテンプレートを使って自社仕様の発注書を簡単に作成できるため、帳票フォーマットの統一や作成業務の効率化が期待できます。
実在庫とシームレスに連携
「zaico発注管理」の大きな特長は、同社の主力製品であるクラウド在庫管理システム「zaico」とのデータ連携です。「zaico」側で商品の入庫処理が完了すると、発注管理システムのステータスも自動で更新されます。これにより、実在庫に基づいた正確な発注管理が実現し、発注ミスや確認作業の手間を大幅に削減できるとしています。
このサービスは、2025年10月にリリースされた「zaico受注管理」に続くもので、同社が推進する「ZSCM(zaico サプライチェーンマネジメント)構想」の第二ステップと位置づけられています。ZSCM構想とは、事業者同士がzaico上で繋がり、サプライチェーン全体を最適化する仕組みを目指すものです。
将来はAIによる発注自動化も視野
ZAICOは今後、受注・発注・在庫管理を繋ぐZSCM構想の実現に向け、プロダクトの連携をさらに強化していく方針です。将来的には、AIを活用した需要予測による在庫最適化や、発注計画の提案、さらには発注業務の自動化まで見据えているとのことです。代表の田村壽英氏は、「発注は取引先との重要な接点であり、ZSCM構想においても不可欠な役割を担います」とコメントしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
在庫管理だけでなく、その前工程である「発注」に踏み込んだのは大きな一歩ですね。個別の企業の効率化から、取引先をも巻き込んだサプライチェーン全体の最適化へ。人手不足が叫ばれる中、こうした流れは今後さらに加速しそうです。




