
.NET表計算コンポーネント「ReoGrid V5」、Mac・Linux対応を追加
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UNVELL株式会社は、.NETアプリケーション向けスプレッドシートコンポーネント「ReoGrid」の新バージョン「ReoGrid V5」の提供を開始しました。V5は完全仮想化を設計の起点としてコアから作り直した全面再設計版で、従来版と比べてメモリ使用量と処理時間を大幅に改善しています。また、クロスプラットフォームUIフレームワーク「Avalonia」に対応し、Windows・macOS・Linuxで同じコードが動作します。データ量の増大と開発環境の多様化という近年の課題に応える内容です。
ポイント
- 1自社測定で100万行シートの先頭表示は1画面6.55ミリ秒
- 2V4との同一環境比較でメモリ削減とデータ投入時間の短縮を確認
- 3Avalonia対応でWindows・macOS・Linuxの同一コード動作を実現
完全仮想化で処理量をデータ量から切り離す
ReoGrid V5は、画面に見えている範囲に応じて処理する完全仮想化を起点に、コアを再設計しました。UNVELLが公表したV4との同一環境での実測値は次のとおりです。
| 測定項目 | データ条件 | ReoGrid V4 | ReoGrid V5 |
|---|---|---|---|
| 保持メモリ | 数値1000万セル(20万行×50列) | 2.78 GB | 156 MB |
| 保持メモリ | 数値2000万セル(100万行×20列) | 5.54 GB | 312 MB |
| データ投入時間 | 文字列1000万セル(20万行×50列) | 24.1秒 | 865ミリ秒 |
| データ投入時間 | 数値1000万セル(20万行×50列) | 8.9秒 | 727ミリ秒 |
| データ投入時間 | 数値2000万セル(100万行×20列) | 15.0秒 | 1.4秒 |
測定環境はAMD Ryzen 9 9900X、Windows 11、.NET 10.0.10、Workstation GCで、2026年8月25日に3回測定した中央値です。V4はイベント抑止・数式再計算オフの一括ロード経路で測定しています。
別途、Apple M4 Pro、macOS、.NET 10、Avalonia+Skiaで描画時間も測定しました。1600×900のグリッドに20列を表示した場合、10万行シートの先頭は6.51ミリ秒、100万行シートの先頭は6.55ミリ秒、100万行の最終行までスクロールした状態は8.23ミリ秒でした。ウォームアップ30回後に200回描画した中央値で、結果は測定環境とデータ条件に基づきます。
Windows・macOS・Linuxで同じコードが動作
V5はクロスプラットフォームUIフレームワーク「Avalonia」向けのコントロールを新たに提供します。これにより、Windows・macOS・Linuxのいずれでも同じソースコードがそのまま動作します。Avalonia版はWinForms版・WPF版と同一のコアエンジンを利用しており、表計算機能を3つのOSで利用できます。日本語入力のIMEにも対応し、変換候補ウィンドウがカーソル位置に追従します。PDF出力も日本語フォントを内蔵しており、OSを問わず同じ日本語PDFを出力できます。
UIを持たないヘッドレス実行にも対応し、Linuxサーバーでワークブックの生成・再計算やXLSX/PDF変換を行います。動作要件は.NET 10以降です。
Excelと同じ操作感をそのまま組み込める
V5はExcelで作成した帳票をフォント・罫線・塗り・数式・通貨書式まで保ったまま表示・編集できます。数式エンジンはSUM・AVERAGE・VLOOKUP・IFなどに対応し、シートを跨いだ参照や名前定義も扱えます。和暦表示にも対応しており、「令和8年6月10日」のような表記や元号の1年目を「元年」と表示する書式も指定できます。ボタンやチェックボックスなどの入力用部品も標準で備えています。
ReoGrid V5の帳票表示・入力部品などの画面例。出典:UNVELL株式会社
導入とライセンスをシンプルに
V5はコアエンジン、数式エンジン、ファイル入出力、UIコントロールを1パッケージ・1DLLにまとめています。原則として外部依存はありませんが、Avalonia版は利用側と同じAvaloniaを参照します。
ライセンスは1本でWinForms・WPF・Avalonia・ヘッドレス実行と全バージョンをカバーします。初回購入は永続ライセンスで、2年目以降の年間更新は任意です。更新を停止しても手元のバイナリは動作を続け、出荷済みアプリの配布も継続できます。従来バージョン向けに発行済みのキーも利用できます。
Q&A
Q. ReoGrid V5とは何ですか?
A. .NETアプリケーションにExcelのような表計算画面を組み込むためのコンポーネントです。V5ではAvaloniaとヘッドレス実行に対応しています。
Q. 従来版と比べて何が変わりましたか?
A. コアを完全仮想化し、自社の同一環境測定でV4比のメモリ削減とデータ投入時間短縮を確認しました。AvaloniaによるMac・Linux対応も追加しています。
Q. ライセンスはどのような形態ですか?
A. 買い切り型の永続ライセンスで、年間更新を停止しても手元のバイナリは永久に動作します。1本で全プラットフォームをカバーします。
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O!Productニュース編集部からのコメント
Avalonia版では、3つのOSで同じソースコードを使えます。開発用のMacと配布先のWindowsを併用するチームなら、画面を作り分けずに検証を進められそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

