
デジタルギフトで退職者を再戦力化、バリューデザインがアルムナイ活用サービス「りぴすけ」を提供
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キャッシュレスサービス事業を展開する株式会社バリューデザインは、デジタルギフトを活用し、一度退職した人材(アルムナイ)の再活用を支援する新サービス「りぴすけ」の提供を2025年11月21日より開始すると発表しました。人手不足が深刻化する中、「辞めても繋がり続ける」循環型の雇用モデルの実現を目指します。
ポイント
- 1デジタルギフトをインセンティブに、退職者との関係を維持
- 2採用・教育コストを削減し、即戦力となる人材の再雇用を促進
- 3登録者に付与するギフトは、店舗への送客や売上向上にも貢献
デジタルギフトで繋がる新しい雇用のかたち
バリューデザインが新たに提供を開始する「りぴすけ」は、アルバイトやパート、スキマバイトなどで就業経験のある人材との関係を維持し、再雇用を促すプラットフォームです。従来のアルムナイ向けサービスでは、退職者が登録を続けるメリットが少なく、企業側が人材プールを維持しにくいという課題がありました。
「りぴすけ」では、同社が強みとするデジタルギフトの発行機能を活用。退職者に登録を続けてもらうためのインセンティブを提供することで、企業と働き手の継続的な関係構築を支援します。これにより、企業は必要な時に即戦力となる経験者を柔軟に確保できるようになります。
採用・教育コストの削減と店舗への送客を両立
このサービスを導入する企業は、求人媒体などの利用に伴う採用コストや、新人研修にかかる教育コストを大幅に削減できるメリットがあります。また、職場のカルチャーを理解している人材を再雇用することで、ミスマッチを防ぎ、定着率の向上にも繋がるといいます。
さらに特徴的なのは、登録者に付与されるデジタルギフトが、そのまま店舗で利用できる点です。人材確保という側面に加え、店舗への送客を促し、売上向上にも貢献する一石二鳥の仕組みとなっています。
キャッシュレスの知見を人材領域へ
同社はこれまで、飲食店や小売店向けに独自のキャッシュレス決済サービス「独自Pay」などを提供してきました。その中で顧客企業から人材不足に関する課題を多く耳にしたことが、今回のサービス開発の背景にあります。
ファーストユーザーとして、沖縄県でスーパーマーケット「フレッシュプラザユニオン」を展開する株式会社野嵩商会への導入が決定しています。今後は、全国の企業ネットワークを活かしながら機能拡張を進め、福利厚生や株主優待といった領域へのサービス展開も視野に入れているとのことです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
人材の流動性が高まる中、「退職したら終わり」ではない関係づくりが重要になりますね。デジタルギフトという身近なインセンティブが、人手不足に悩む業界で新しい人材活用のスタンダードになるか注目です。



