横浜F・マリノスが3D版メタマップ導入、ブラウザで施設探索
導入事例

横浜F・マリノスが3D版メタマップ導入、ブラウザで施設探索

公開日:

ボールドライト株式会社は、横浜F・マリノスの施設案内マップに、施設ナビゲーション・プラットフォーム「メタマップ」の3D版を提供しました。同施設では従来から2D版を利用していましたが、スタジアム特有の立体的な空間をより分かりやすく案内するため、3D版を導入しました。この3D化は、施設マップの役割を単なる案内図から、施設情報と運営をつなぐ基盤へと広げる取り組みです。利用者はアプリをインストールせず、ブラウザから直接アクセスできます。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    横浜F・マリノスがブラウザで使える3D施設マップを導入
  • 2
    スタンドや通路の上下関係を連続した空間として表示
  • 3
    CMS型で地図データや経路を公開後も一元管理

2Dでは表現しきれない空間を3Dで解決

横浜F・マリノスの施設案内では、従来からメタマップの2D版を利用していました。スタジアムにはスタンドの傾斜、ゲート、コンコース、座席へ続く階段や通路が立体的に交差しています。

今回の3D化は、平面図では伝えにくいスタンドや通路の上下関係とつながりを、一つの空間として示すための導入です。ブラウザから利用でき、アプリのインストールは不要です。

2D表示と3D表示の違い

3D版では視点変更、ズーム、フロア切り替えを使い、施設全体から目的地の周辺まで確認できます。発表では、2Dと3Dの違いを次のように説明しています。

観点2D表示3D表示
現在地・目的地平面上の区画や位置を表示建物の形状や高さを目印に確認
階層フロアごとに分けて表示スタンド・ゲート・通路・階段を連続した空間で表示
視点真上からの固定視点回転・ズーム・傾きを操作
経路平面上の動線を表示階段やエスカレーターを含む上下移動を表示

表示内容や機能は、施設ごとの要件に応じて構成されます。

公開後も更新し続けられるCMS型プラットフォーム

メタマップ3Dは、完成時だけ美しい一枚のグラフィックではなく、公開後も更新し続けられるCMS型のプラットフォームです。管理画面では、地図データの登録・差し替え、3Dプレビュー上でのレイヤーやオブジェクトの編集、POI登録、経路設定、公開設定までを一元的に行えます。店舗の入れ替え、動線変更、イベント開催などに合わせ、地図と案内情報を同じ基盤から更新できます。複数の制作物やツールへ同じ変更を反映する負担を抑え、変化し続ける施設を継続的に運用できる3Dマップを実現します。

https://storage.googleapis.com/oproduct-bucket/articles/part/image/64238_1789360795.webp

出典: ボールドライト株式会社(PR TIMES掲載画像)

メタバースマップとしての「メタマップ」

メタマップは、現実の施設をデジタル空間に表現し、地図と施設情報をまとめて管理する仕組みを目指しています。施設ごとに、歩行可能領域や昇降設備からの経路生成、最大15言語の案内文のAI翻訳などを組み合わせます。

RAG連携による施設情報の自然言語案内も機能として挙げられていますが、今回の公開マップでは提供されていません。本事例の中心は、3Dによる施設案内と地図・経路の更新です。

他施設への展開と今後の機能拡張

発表時点では、ショッピングセンター、空港、博物館・美術館、イベント会場、大学キャンパス、テーマパーク、水族館などでも3Dマップの制作が進んでおり、順次公開を予定しています。

同社は、混雑情報連携やスタンプラリーを3D版へ段階的に拡張し、クーポン機能の実装を進める方針です。在庫管理など施設側の業務システムとの統合は、将来の検討事項としています。

Q&A

Q. 3D版メタマップとは何ですか?

A. 横浜F・マリノスの施設を立体的に表示し、スタンドや通路の上下関係を一つの空間としてブラウザ上で探索できるデジタルマップです。

Q. 2D版と比べて何が変わりましたか?

A. 2D版ではフロアごとに分かれていた表示が、3D版では建物の形状や高さを目印に、実際の風景と照合しながら連続した空間として確認できます。

Q. 3Dマップは誰が更新するのですか?

A. ボールドライトが提供するCMS型プラットフォームを通じて、施設運営者が地図データやPOI、経路を公開後も一元管理できます。

関連リンク

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

地図と経路を同じ管理画面で更新できると、イベントごとの動線変更を反映しやすそうです。施設担当者が複数の案内情報を更新する負担を減らす用途で使えそうですね。

引用元:PR TIMES

この記事をシェア

O!Productニュース編集部

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
公式SNSは以下からフォローできます。
X
Facebook
LinkedIn
note