
欧州最大級のサイバーセキュリティ会議「INCYBER FORUM」が日本初上陸
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リスクマネジメントを専門とする国際企業Forward Globalは、欧州最大級のサイバーセキュリティフォーラム「INCYBER FORUM」を日本で初めて開催すると発表しました。日本経済新聞社、電通総研との共催で、2025年12月4日に東京で開催されます。生成AIの普及などでサイバー攻撃が巧妙化する中、経済安全保障の観点から対策の重要性が高まっています。
ポイント
- 1欧州で最も権威あるサイバーセキュリティ会議がアジア・日本に初上陸
- 2経済安全保障とサイバーセキュリティを横断し、産官学の連携を促進
- 3欧州・日本の政府関係者も登壇し、最新の脅威と対策を議論
経済安全保障の最重要課題に、欧州最大級の会議が日本へ
Forward Globalが主催する「INCYBER FORUM」は、ヨーロッパのデジタルセキュリティ分野で最も権威あるイベントの一つとして知られています。これまで欧州やカナダで開催されてきましたが、今回アジアで初めて日本での開催が決定しました。
近年、日本の重要インフラや製造業を狙ったサイバー攻撃は増加の一途をたどっており、2023年の名古屋港でのランサムウェア攻撃は、国内のデジタル基盤の脆弱性を浮き彫りにしました。サイバーセキュリティは単なる技術問題ではなく、国家の経済安全保障を左右する最重要課題となっています。
官民連携で「答え」を見つけるプラットフォーム
日本政府も国家安全保障戦略の中でサイバーセキュリティを重要課題と位置づけ、国際連携を強化しています。こうした背景から、今回のフォーラム開催は時宜を得たものと言えます。
「INCYBER FORUM JAPAN」は、「デジタル上の信頼を支える共創プラットフォーム」をテーマに掲げ、産官学のリーダーが一堂に会します。大手企業から専門企業までが最新のソリューションを展示するほか、多彩なスピーカーによる講演やパネルディスカッションも予定されています。参加者は、実践的な議論や交流を通じて、実効性のある対策の「答え」を見つける場となりそうです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
サイバーセキュリティが技術部門だけでなく、経営や国家の根幹を揺るがす課題となった今、個別会社の対策だけでは限界があります。業界や国を超えた「共創」が不可欠であり、本フォーラムがその起爆剤となるか注目です。









