
TriStruct、ランサム被害後のデータ再構築基盤「IEA」を提供開始
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TriStruct株式会社は2026年8月25日、特許取得済みのデータ証明基盤「IEA」をセキュリティ事業者やSI事業者向けにパートナー/ライセンス形態で提供開始しました。IEAはEDR・SIEM・SOC・バックアップと組み合わせ、ランサムウェアなどによるデータ侵害後の復旧を支援します。バックアップでは取り戻せない侵害区間を除外し、正規データのみで最新状態まで再構築できる点が特徴です。検知製品の侵害範囲特定をデータ単位まで具体化し、復旧と証拠のギャップを埋めます。
ポイント
- 1システム外部へ全更新履歴を原本として転送し、侵害区間を除外した再構築を実現
- 2空のDBから全表・全行・全列一致まで55.3秒、改ざん特定は62.8秒で完了
- 3システム改修不要のアダプタ方式で、PostgreSQLとMySQLに対応
データ侵害を前提とした復旧基盤
IEAは、データ更新のたびに「行・列・値・添付」を原本として、ランサムウェアの影響を受けないシステム外部へ転送します。これにより、バックアップでは取り戻せない「データ侵害が含まれる区間」を除外し、正規データのみで再構築できます。TriStruct株式会社は、検知製品が侵害を検知し、バックアップで迅速かつ広範な復旧を行い、IEAが正しいデータを証明して最新まで再構築する、という備えがデータ侵害を前提とする時代の標準になると説明しています。
実測値に基づく処理性能
TriStruct株式会社は、本番相当環境での実測値を公表しています。環境ごと失われた後の再構築では、空の新規データベースに原本だけを流し込み、元の全表・全行・全列と一致する状態まで55.3秒で復元しました。改ざん・削除の特定は、書き換えられた値や消された行を原本との照合で62.8秒で洗い出しています。真正性の検算は0.16秒で、596記録・1,498件を第三者が同じ式で再計算可能です。侵害を除外した復旧では、侵害と判断されたイベントだけを外し、親子関係と外部キーの整合を保ったまま最新まで組み直せます。
導入形式と提供形態
IEAはシステム改修不要のアダプタ方式で導入できます。対応データベースはPostgreSQLとMySQLで、通信はアウトバウンドのみです。平常時は読み取り専用の権限のみで動作し、業務データへの書き込みは行いません。大手グループウェア2社およびWebORCAの本番相当環境で動作確認済みです。提供形態は、セキュリティ事業者やSI事業者が自社サービスに組み込めるフルソース譲渡型ライセンス、OEM、協業です。実機デモも受け付けており、技術詳細の開示はNDA締結後となります。
今後の展開
TriStruct株式会社は、IEAを「検知も防護もしない、検知の先にある復旧と証拠を埋める補完層」と位置づけています。今後はSOC、インシデントレスポンス、データ復旧の各領域とのパートナーシップを進めるとしています。同社は2025年12月設立で、データ保全基盤IEAの開発およびライセンス提供を事業としています。代表取締役は目黒巧氏です。
Q&A
Q. IEAとは何ですか?
A. データ更新履歴を原本としてシステム外部に保存し、ランサムウェア被害後に侵害区間を除外して正規データのみで復旧するためのデータ証明基盤です。
Q. IEAは従来のバックアップと何が違いますか?
A. バックアップは侵害されたデータも含めて復元しますが、IEAは侵害された区間を除外し、正規データだけで最新状態まで再構築できる点が異なります。
Q. IEAはどのような環境で利用できますか?
A. PostgreSQLとMySQLに対応し、システム改修不要のアダプタ方式で導入できます。通信はアウトバウンドのみで、読み取り専用権限で動作します。
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O!Productニュース編集部からのコメント
バックアップでは戻せない侵害区間を除外して正規データだけを復元できるのは心強いですね。DB担当者が復旧作業で悩む時間が減りそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
