
AIが接客・営業ロープレの相手に、ピアズが新研修ツール「mimik AI」をリリース
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株式会社ピアズが、接客や営業スキルをAIで鍛える新しいトレーニングプラットフォーム「mimik AI」をリリースしました。このツールの最大の特徴は、AIが顧客役となり、本番さながらのロープレを実践できる点です。
これまで多くの企業で課題となっていた「研修で学んだことが現場で活かせない」「スキルが属人化してしまう」といった悩みに応えるもの。AIとの対話を通じて実践的な練習を重ね、客観的なフィードバックを得ることで、個人のスキルアップと組織全体の接客力向上を目指します。
ポイント
- 1AIが顧客役となり、実践的なロープレが可能に
- 2AIがロールプレイ内容を分析し、客観的なフィードバックを提供
- 3教材作成もAIが支援し、研修準備の手間を大幅に削減
新機能の核となるのが、AIペルソナとの対話型ロールプレイングです。利用者は、様々な性格や購入意欲を持つAI顧客を相手に、何度でも接客の練習ができます。さらに、ロールプレイの内容はAIによって分析され、「どこを改善すべきか」「どのスキルが身についたか」といった具体的なフィードバックを受けられるため、自分では気づきにくい課題の発見につながります。
今回のアップデートでは、研修を準備する側の負担軽減も図られました。従来は手作業で時間がかかっていた教材の台本作成や、顧客役となるAIペルソナの設定などをAIが自動で支援。これにより、トレーニングの設計から実施までの準備期間を大幅に短縮できるとしています。
ピアズは「mimik AI」を、同社が提供するオンライン接客ツール「ONLINX+」などと連携させ、「採用から育成まで」を一気通貫で支援するエコシステムの構築を進める方針です。将来的には外部の人事システムとも連携し、育成成果をデータで見える化することで、企業の戦略的な人材育成を後押しする考えを示しています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIを研修に活用する動きは珍しくありませんが、対人スキルが求められる接客ロープレの相手まで務めるというのは面白い試みです。対面だと気後れしがちな練習も、AI相手なら気兼ねなく反復でき、客観的なデータで弱点を指摘してくれるのも心強い。