
電通デジタル、“リアル”が価値になるSNS『BeReal』でインフルエンサー広告支援を開始
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株式会社電通デジタルは、写真共有アプリ「BeReal.」におけるインフルエンサーを活用した新たな広告支援サービスの提供を開始しました。SNSマーケティングで「本物らしさ」が重視される中、無加工の投稿が特徴のBeRealで、インフルエンサーの影響力を通じて広告効果の最大化を目指すとしています。
ポイント
- 1「本物らしさ」が鍵のBeRealで、インフルエンサーを活用した広告支援を開始
- 2電通デジタル内のSNSマーケティング専門3組織が連携し、強力な支援体制を構築
- 3先行事例では、通常広告に比べ平均クリック率が約3倍に達する高い効果を実証
BeRealの文化に溶け込む広告へ
株式会社電通デジタルは10月14日、BeReal SAS社と連携し、インフルエンサーを活用したBeReal広告の新たな支援サービスを提供開始したと発表しました。このサービスは、同社が培ってきたSNSマーケティングの知見を活かし、BeReal特有の文化に自然に溶け込むクリエイティブコンテンツを開発することで、より高い広告パフォーマンスを目指すものです。
近年、SNSマーケティングの世界では、作り込まれたコンテンツよりも「本物らしさ」を重視するトレンドが強まっています。その中で「BeReal.」は、アプリからの通知後2分以内に無加工の写真を共有するという独自の仕組みが若年層を中心に支持を拡大。2024年から広告事業が本格化したことで、企業の新しいマーケティング手法として注目が集まっていました。
専門組織の連携で効果を最大化
本サービスの提供にあたり、電通デジタルは社内の支援体制を強化しました。SNSマーケティング専門組織であるソーシャルコネクトグループを筆頭に、BeReal社との連携を推進するソーシャルプラットフォーム部、インフルエンサーマーケティングに特化したインフルエンサー部の3組織が連携。それぞれの専門性を結集し、企業の戦略的な広告施策を支援します。
サービスの開始に先駆けて、クリエイターDXカンパニーの株式会社TORIHADAと共同で実施した支援事例では、すでに高い効果が確認されています。この事例では、通常の広告と比較して平均クリック率が約3倍に達するなど、インフルエンサーを起用したアプローチの有効性が示されました。
電通デジタルは今後も、プラットフォーマーやパートナー企業と共に、SNS領域における最先端のマーケティング手法を追求し、企業の広告効果最大化に貢献していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
「映え」よりも「リアル」が重視される時代の流れを象徴する動きですね。広告っぽくなくリアルにユーザーの日常に溶け込めるかが成功の鍵になりそうです。BeRealの文化を壊さずにどう展開していくのか、今後の事例に注目です。