
「バズっても売れない」を解決。POS連動型インフルエンサー支援「TEMPOS」始動
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インフルエンサーマーケティング支援を手がける株式会社ARVELは12月16日、インフルエンサー施策の効果を店頭のPOS(販売実績)データと連動させて可視化・最適化する新サービス「TEMPOS(テンポス)」の提供を開始しました。SNS上での反響と実際の売上が結びつかないという、多くの企業が抱える課題の解決を目指します。
ポイント
- 1インフルエンサーの投稿とPOSデータを連携させ、売上への貢献度を「見える化」
- 2実売データから逆算し、「売るため」のキャスティングや投稿内容を戦略的に設計
- 3施策期間中もデータを日次で分析し、リアルタイムで改善を行うことで成果を最大化
「なんとなく」の施策から脱却へ
ARVELは12月16日、新サービス「TEMPOS」を正式にリリースしました。このサービスは、インフルエンサーのSNS投稿データと小売店のPOSデータを突き合わせて分析することで、「どの投稿が、どの店舗で、どれだけ売上につながったか」を定量的に把握できるのが最大の特徴です。
近年、インフルエンサーマーケティング市場は急拡大する一方、「SNSでの再生数や『いいね』は増えても、肝心の商品が店頭で売れていない」というジレンマが企業の課題となっていました。SNS上の指標とオフラインの購買データが分断され、施策の費用対効果がブラックボックス化していたのです。
「売上」を起点にすべてを逆算する新手法
「TEMPOS」は、この課題に対し「店頭のPOSを動かす」ことをゴールに設定。独自開発の分析システムにより、施策期間中のPOSデータの動きを精緻に追跡します。これにより、企業は「認知」といった曖昧な指標ではなく、「売上」という具体的な成果で施策を評価できるようになります。
また、商圏データなどを用いて「どれくらいのリーチがあれば店頭在庫が動くか」を事前にシミュレーション。その数値から逆算してインフルエンサーの選定や投稿内容を設計するアプローチをとります。施策期間中もリアルタイムで効果を測定し、改善を繰り返すことで、成果の最大化を図るとのことです。
正式リリースに先駆けて行われたβ版の運用では、ドラッグストアで展開するヘアケアブランドでPOS実績が最大350%改善するなど、すでに確かな成果も出ている模様です。ARVELは同サービスを通じて、インフルエンサーマーケティングを「投資対効果の見える販売チャネル」として再定義していくとしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
これまで「認知獲得」と割り切られがちだったインフルエンサー施策ですが、実売と結びつけることでより戦略的な投資対象になりそうです。マーケティング担当者待望のサービスかもしれませんね。
















