
多職種連携プラットフォーム「LYNXS」、電話調整の負担軽減へ正式リリース
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株式会社LYNXSは、医療・介護現場の多職種連携を支援するプラットフォーム「LYNXS(リンクス)」を正式にリリースしました。代表の伊藤由起子氏は、在宅医療向けシステムで生産性64%向上を実現した経験から、電話やFAXに依存する連携業務の効率化に取り組みます。新たなアプリを覚える必要がなく、現場の負担を大きく減らせる仕組みが特徴です。
ポイント
- 1既存のLINEやChatworkなど、使い慣れたツールのまま情報連携が可能
- 2受け入れ打診や日程調整など、電話で何度もやり取りしていた業務を数クリックで完了
- 3専門職のみのチャットと、家族を含む「連絡帳」機能を使い分け、信頼構築を支援
電話調整に年間2400万時間の課題
LYNXSを開発した株式会社LYNXSの代表、伊藤由起子氏は、40年以上の現役プログラマーです。前職では在宅医療向け訪問スケジュール自動化クラウドを開発し、現場の生産性を全国平均で64%向上させました。その調査過程で、ケアマネジャーによる電話連絡・調整だけで、年間2,400万時間もの時間が費やされている実態が明らかになりました。
この膨大な非効率を解消し、「誰一人取り残さない」連携を実現するため、伊藤氏は2024年5月に新会社を設立。既存の業務システムを置き換えるのではなく、それらを「繋ぐ」ことに主眼を置いたプラットフォームの開発に着手しました。
新規アプリ不要で、段階的な情報開示も
LYNXSの最大の特徴は、新たなアプリを覚えなくても使える点です。ユーザーは、普段使い慣れたショートメッセージやLINE、Chatworkを通じて情報を受け取れます。これにより、ICTスキルに差がある多様な職種が、同じ土台で連携に参加できます。
業務の効率化も進みます。他事業所への利用者受け入れ打診や、担当者会議の日程調整など、これまで電話やFAXで何度もやり取りが必要だった業務が、数クリックで完結します。また、個人情報保護にも配慮し、打診段階では個人を特定できない情報のみを共有。受け入れが確定した相手にのみ、詳細情報を開示する仕組みを採用しています。
家族も含めたコミュニケーションを新機能で支援
実証実験を経て、新たに「連絡帳機能」が追加されました。これは、専門職と利用者家族を含めたコミュニケーションを支援する機能です。利用者ごとに、「専門職チャット」と「連絡帳(家族チャット)」の2種類を使い分けることができます。
専門職チャットでは医療・介護の専門用語を用いた率直な議論が可能で、家族チャットでは事前に話し合われた統一見解を伝えることで、家族の不安を軽減し信頼感を醸成することを目指しています。
同社は、このプラットフォームが平時の地域包括ケアだけでなく、災害時の情報連携にも役立つ社会インフラとなることを展望しています。全国展開を視野に、各地域での実証実験を進めていく方針です。
Q&A
Q. LYNXSとは何ですか?
A. 医療・介護・福祉など、地域で連携する多様な職種が、使い慣れたメッセージツールを通じて情報を共有し、業務を効率化できるプラットフォームです。
Q. 既存のツールと何が違いますか?
A. 新しい専用アプリを導入・習得する必要がありません。各職場が普段使っているLINEやChatworkなどのツールをそのまま使って、安全に連携業務を行えます。
Q. 誰が使うことを想定していますか?
A. ケアマネジャー、訪問看護師、介護職員、薬剤師、地域包括支援センター、病院、行政など、地域包括ケアに関わるすべての専門職と、利用者の家族を対象としています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
新しいツールを覚えなくていいという発想が現場視点で刺さります。電話調整の手間が省けるだけで、ケアマネジャーの業務負荷は相当軽減されそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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