
オンライン会議の参加者情報をCRMに自動連携、「Ask One」に新機能追加
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オンライン会議が当たり前になった一方で、初対面の相手や大人数が参加する場面で「誰が出席していたか」を正確に把握するのは難しいものです。こうしたオンライン特有の「顧客接点の取りこぼし」という課題を解決する新しいサービスが登場しました。
ナインアウト株式会社は、同社が提供する「Ask One」の新機能として、オンライン会議の参加者情報を自動で顧客管理システム(CRM)などに連携する「オンラインミーティングゲートウェイ」の提供を開始したと発表しました。これにより、営業活動の生産性向上が期待されます。
ポイント
- 1オンライン会議前に参加者情報を入力するフォームを設置
- 2入力された連絡先はSalesforceなどに自動で即時連携
- 3既存顧客は情報入力をスキップでき、スムーズな体験を提供
ナインアウト株式会社が提供を開始した「オンラインミーティングゲートウェイ」は、オンライン会議における顧客情報の管理を効率化する機能です。Google Chromeの拡張機能を使い、Google Meetの会議URLを発行する際にワンクリックするだけで、参加者が会議に入る前に氏名や連絡先を入力する「チェックインフォーム」を設置できます。
この機能の大きな特徴は、フォームに入力された情報が、SalesforceやHubSpotといったCRMやMAツールに自動で、かつ即時に連携される点です。これまで手作業で行っていた情報入力の手間や、入力漏れ・ミスといったリスクをなくし、営業担当者は本来の活動に集中できるようになります。
また、利便性を高める工夫も施されています。チェックインフォームのデザインや質問項目は自社に合わせて自由にカスタマイズでき、参加者の入力が完了した際にはSlackやTeamsに通知を送ることも可能です。さらに、同社の「参照マジック」機能と組み合わせることで、既存の顧客データと照合し、すでに接点がある参加者は氏名などの入力を省略できるため、相手にストレスを感じさせません。
本機能は、Ask Oneのユーザー企業向けにオプションとして提供されます。ナインアウトは今後、Google Workspace内の他アプリや対応サービスを順次追加していく方針で、オンラインでの顧客接点管理をさらに強化していく考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
オンライン会議が当たり前になった今でも、誰がいたか分からない問題は残り続けていました。この機能は、チェックインという自然な導線で参加者情報を取得し、CRMへ自動でつなげてくれるのが秀逸です。営業現場の取りこぼしを着実に減らせる実践的なアップデートです。