営業日報が不要に?商談をAIが自動で分析・要約
リリース
AI関連

営業日報が不要に?商談をAIが自動で分析・要約

公開日:

株式会社ニュウジアが、営業担当者の商談内容をAIで自動的に記録・分析するシステム「スマートバッジ・セールスメイト」の国内販売を開始しました。営業担当者が胸元に装着したバッジが商談の会話をすべて記録し、AIが文字起こしから要約、さらには顧客の感情分析まで行うというものです。

このシステムは、これまで営業担当者の主観的な報告に頼らざるを得なかった営業管理のあり方を根本から変える可能性があります。面倒な日報作成業務からの解放だけでなく、営業プロセスの完全な可視化を実現するツールとして、注目が集まります。

ポイント

  • 1
    胸元のバッジが商談を自動で記録・文字起こし、日報作成が不要に
  • 2
    AIが会話内容を分析し、客観的なデータに基づいた評価や育成が可能
  • 3
    Fortune 500企業など海外で先行導入され、成約率50%向上といった実績

営業の常識が変わる「AIスマートバッジ」

株式会社ニュウジアが国内で販売を始めた「スマートバッジ・セールスメイト」は、営業の現場に大きな変化をもたらしそうです。営業担当者が手のひらサイズのバッジ型デバイスを装着するだけで、顧客との会話が自動で録音され、クラウド上でAIが分析。商談が終わる頃には、会話の文字起こしや要約、重要事項の抽出まで完了しているといいます。

このシステムの最大の特長は、営業担当者が日々の報告書作成業務から解放される点です。AIが客観的な事実に基づいて日報を自動生成するため、担当者の負担が減るだけでなく、管理職は「うまくいった・いかなかった」といった曖昧な報告ではなく、具体的な会話データに基づいた状況把握が可能になります。

AIがコーチに、客観データで育成を支援

このシステムは単なる記録ツールにとどまりません。AIが会話のトーンやキーワードから顧客の感情や関心事を分析し、成約の可能性を予測。さらには、トップセールスの会話パターンと比較して個々の営業担当者の強みや改善点を指摘するなど、AIがパーソナルコーチのような役割も果たします。これにより、勘や経験に頼りがちだった人材育成を、客観的なデータに基づいて効率的に進められるようになります。

発表によると、このシステムはすでに海外の自動車や金融、不動産業界などFortune 500企業を含む多くの企業で導入されています。その結果、営業成約率が相対的に50%向上し、上司が部下のレビューに費やす時間が半減するなど、具体的な成果も報告されています。

日本の「報告書文化」への挑戦

ニュウジアは、日本企業に根強く残る「報告書文化からの脱却」や、人材不足時代における生産性向上が急務である点を指摘。AIが現場の一次情報を自動で吸い上げ、経営資産化する「AX(AIトランスフォーメーション)」を推進するとしています。従来のCRM(顧客関係管理)ツールが手入力が前提だったのに対し、現場の会話そのものをデータソースとすることで、営業活動の質を抜本的に高めることを目指します。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

営業現場の報告業務は、多くの企業で課題となっています。日報作成の手間を削減し、客観的なデータで会話を分析できる点がとても良いですね!

この記事をシェア

関連ニュース

AI議事録作成ツールのプロダクト

オンライン商談ツールのプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア