
Dialpad、通話をAIが要約・文字起こし。顧客対応を効率化する日本向け機能を展開
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顧客コミュニケーションプラットフォームを手がける米Dialpad, Inc.が、日本市場向けに高度なAI機能の提供を開始すると発表しました。通話内容を自動で文字起こし・要約する機能を皮切りに、企業の顧客対応や営業活動の効率化を後押しします。
これまで米国市場で実績を積んできたAI技術が、いよいよ日本でも本格的に展開されます。先行導入した国内企業からは、すでに業務効率化の成果が報告されており、今後の展開が注目されます。
ポイント
- 1AIが通話を自動で要約・文字起こし
- 2ビデオ会議やFAXも統合
- 3国内60社以上が先行導入
AIが電話対応のあり方を変える
Dialpad, Inc.が日本市場で提供を開始するのは、同社のクラウド型ビジネスコミュニケーションプラットフォームの中核をなす「AI要約」と「AI文字起こし」です。
「AI要約」は、通話終了後に会話のサマリーを自動で生成する機能です。これにより、担当者が手作業で行っていた通話ログの作成時間を50%以上削減できるとしています。また、「Ai文字起こし」は、通話をリアルタイムでテキストに変換。担当者はメモを取る必要なく顧客との対話に集中でき、管理者は会話内容をテキストで確認し、キーワードからトレンドを分析することも可能になります。
ビデオ会議やFAXも統合し、オールインワンに
Dialpadは今回のAI機能に加え、2025年中にビデオ会議サービス「Dialpad Meetings」とインターネットFAX機能の提供も開始する計画です。Meetingsは8月から公開ベータ版として、FAX機能は8月から正式に提供が始まります。これにより、音声通話からビデオ会議、FAXまで、ビジネスコミュニケーションを一つのプラットフォームで完結できるようになります。
先行導入企業ではすでに成果
これらのAI機能は、アーリーアダプタープログラム(EAP)として国内の大手企業を含む60社以上が先行導入しています。参加企業からは「電話対応ログにかかる時間が半分以下になった」「顧客との会話分析から新製品の反応を把握できた」といった声が上がっており、業務効率化やサービス品質の向上に繋がっていることが伺えます。
AI機能の一般提供は2025年後半を予定しており、料金プランなどの詳細は提供開始時期にあわせて発表される予定です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
電話対応が業務のボトルネックになっている企業にとって、AIの要約・文字起こし機能は大きな支援となるはずです。特に、新人育成やナレッジ共有の観点でも効果が期待できますね。