AIデータ、業界特化型『AIファクトリー』を60業界対応に拡大
アップデート
AI関連

AIデータ、業界特化型『AIファクトリー』を60業界対応に拡大

公開日:

AIのビジネス活用が広がる中、自社の業界ルールに合わせた導入の難しさが課題となっています。こうした中、AIデータ株式会社は、各業界に特化したAIソリューション群「AIファクトリー」の対応範囲を、従来の54業界から60業界へ拡大したと発表しました。

この記事をシェア

この取り組みにより、金融や製造といった主要産業に加え、ロボティクスや林業など、より専門的な分野でも業界のルールや事情を組み込んだAIの導入が可能になります。日本発の新たな産業AIインフラとして、今後の展開が注目されます。

ポイント

  • 1
    業界特化AIの対応範囲を60業界へ拡大
  • 2
    業界固有のルールを反映し、現場での定着を促進
  • 3
    最短1日で導入可能、DXからGX/ESGまで幅広く対応

AIデータ株式会社が発表した「AIファクトリー」は、同社の生成AI内製化システム「AI孔明 on IDX」を基盤として、各業界専用に最適化されたAIテンプレートを「ホワイトラベル群」として提供する仕組みです。今回の発表で、対応業界は従来の54から60に拡大され、金融・医療・製造・教育・観光に加え、新たにロボティクス、ホテル、林業といった分野もカバーします。

多くの企業でAI導入が進む一方、汎用的なAIでは業界固有のルールや必須ガイドラインに対応できず、現場での実用が難しいという課題がありました。同社のソリューションは、この「業界ごとの必須条件」をあらかじめ組み込んでいるのが最大の特徴で、現場がすぐに使えるAI活用を目指しています。

導入メリットとして、金融業界では契約書分析やコンプライアンス対応、製造業では品質管理やESG対応の効率化が挙げられています。また、医療業界では電子カルテの最適化、教育業界では教材生成や学習支援など、各分野の具体的な業務に直結した活用が想定されています。最短1日で現場導入が可能というスピード感も、ビジネスの迅速な意思決定を後押ししそうです。

AIデータ社は今後、この「AIファクトリー」を通じて60業界へのホワイトラベル群の展開を進め、日本全体の産業AI基盤を構築していく方針です。さらに、将来的にはグローバル市場への展開も見据え、産業クラスターを支えるAIインフラ企業としての地位確立を目指すとしています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AI導入の現場で壁になるのは、業界特有の規制やガイドラインを満たせるかどうかです。AIファクトリーはその前提条件をあらかじめ組み込んでいるため、業界ルールの調整に追われることなく、安心して運用に入れる点が大きな強みとなりそうです。

この記事をシェア

関連ニュース

AI導入支援・コンサルのプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア