
「AI社員」導入を支援、Hakuhodo DY ONEが新サービス
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2025年が「AIエージェント元年」とも言われる中、企業の業務プロセスや組織運営に大きな変革をもたらす「デジタル従業員」としてのAI活用に注目が集まっています。こうした動きを受け、株式会社Hakuhodo DY ONEは、企業のAIエージェント導入と運用をワンストップで支援する「AIエージェント共創支援サービス」の提供を開始しました。
このサービスは、単なるツールの導入に留まらず、企業の経営戦略から業務プロセスの改革、さらには組織文化の変革までを包括的にサポートするものです。AIと人が共存する新しい働き方の実現を目指し、企業の持続的な成長を後押しする狙いがあります。
ポイント
- 1経営戦略から組織文化まで、AI導入をワンストップで支援
- 2AIと人が共存する業務プロセスを再設計し、生産性を向上
- 3次世代AI基盤「MCP」の構築を前提としたシステム構想をサポート
AI導入の課題に包括的に対応
株式会社Hakuhodo DY ONEが2025年8月6日に発表した「AIエージェント共創支援サービス」は、同社が提供するAIエージェントサービス「ONE-AIGENT」の一環として提供されます。AIを「デジタル従業員」と位置づけ、企業全体の変革を促すことを目指しています。
背景には、AIと外部システムを標準化する次世代AI活用基盤「Model Context Protocol(MCP)」の登場があります。これにより、複数のAIエージェントや既存システムとの連携が容易になる一方、企業側には業務プロセスの再設計や組織体制の見直しといった、より複雑な課題への対応が求められるようになりました。
戦略から文化まで5分野で支援
本サービスは、企業が抱える課題に対し、以下の5つの分野でコンサルティングを行います。
- 戦略策定支援:AI導入による効果を評価し、中長期的な成長戦略のロードマップを策定します。
- 業務プロセス改革支援:現状の業務を分析し、AIの自律性を活かした新しい運用モデルを設計します。
- システム構想支援:MCP構築を前提に、既存システムとの連携やデータ統合をサポートします。
- 組織の見直し支援:AI導入に伴うリスキリングや人材再配置などを通じ、柔軟な組織への転換を促します。
- 文化・共創促進支援:AIを活用する新たな働き方を社内に浸透させ、イノベーションを生む企業文化への変革を支援します。
Hakuhodo DY ONEは、これまでのAIソリューション提供で培ったオペレーション改革の実績や、自社内でのAI活用で得た組織改革の経験を強みとしています。今後は、AIエージェントが牽引する未来の働き方と業務モデルの実現に貢献していく方針です。
引用元:PR TIMES 株式会社Hakuhodo DY ONE

O!Productニュース編集部からのコメント
AI導入が「ツールを入れる」から「組織を変える」フェーズに入ったことを象徴するサービスですね。特に、戦略や業務改善だけでなく「文化の醸成」まで踏み込んでいる点が特徴的です。AIを使いこなす側とそうでない側の差が広がる中、こうした伴走型の支援サービスの需要はますます高まっていくのではないでしょうか。